新年なのでウンベルト・エーコの永遠のファシズムを読みました。えいえんはあるよ、ここにあるよ

 新年ということで、自分も一国の宰相を見習って読書なんてしようと思ったんですけど、彼がドヤ顔で開陳していたのと同じ本を読むのは、かなり恥ずかしいかなぁ、と思ったので、お手軽に文庫を読もうと思ったんです。

 というわけで、「永遠のファシズムウンベルト・エーコ(和田忠彦訳)」を読みました。

 

永遠のファシズム (岩波現代文庫)

永遠のファシズム (岩波現代文庫)

 

 

 彼がもともと20年以上前に発言した内容をまとめた本であり、確かに、世界の情勢などは変わっているだろうし、イタリアや西欧と、現代日本で素直にそのまま比較はできないかもしれないですが、それぞれをある面に射影したものは、彼が本書に綴られている発言の中で鳴らした警鐘がすんなりと受け入れられるくらいに相似しているのではないだろうか? と思うわけです。
 特に、表題ともなっている「永遠のファシズム」や「新聞について」にて述べられている内容については、今の日本に照らし合わせても、思い当たる節があるのでは、と考えます。

 逆に考えると、彼が述べたような内容は、そこが過去、未来、洋の東西がどこであったとしても、どこか当てはまるようなものがあるのではないだろうか、人間が社会というものを営むにあたり、気をつけなければならない、陥る可能性がある危険のひとつなのではないだろうか、などとも思うわけです。

 例えば、一国の宰相が嘘と欺瞞と捏造からできたような本をドヤ顔で開陳したり、エンタテイメントでもそれとははっきりと言わなくても全体主義的な要素をたぶんに持った作品が、公共放送で夢と希望を歌ったりするような情勢の中で、自分はどういう態度、姿勢でいれば良いのか、というのを考えてみるのも、良いのではないかと思います。

デレマス再入門始末記

 というわけで、昨年末にデレマス(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)に再入門した新人Pとして、年末年始とその道の先達に色々と教えられたりして、具体的には3rdライブの2日目と4thSSA1日目のライブBDを見たりしたので、今の感想を記しておくことも後から振り返ったり、あまり触れていない初心者が見るとこうなるんだ、というサンプルとして公開しておこうというのが、このエントリの意図です。

 まず、この間の6thライブの名古屋2日目のLVではじめてシンデレラガールズのライブを見ました。その際の感想は、こちらをご覧くださればと思います。

nthlibrary.hatenablog.com


 で、その後、遡るようにして、3rd2日目と4thSSA1日目を見ました。
 なぜこの2日を選んだのかというと、ありすちゃん(佐藤亜美菜さん)の話を聞いて、それじゃあ、その2日間を見てみたいというので、リクエストしてみました。その感想については、後ほど書きます。

 ざっくりとまとめると、3rd2日目は見てるこちらがちょっと怖くなるようなライブで、4thSSA1日目は見ていて楽しくなるライブでした。確かに、出演者の多くがガラッと変わっているというのはありますけど、それにしても、同じシンデレラガールズというコンテンツで、こうまで方向性が違うものがあるんだなぁ、と。それは、6th名古屋の2日目とも、また全く違ったライブだったし。この懐の広さというのが、シンデレラガールズ、そして、アイドルマスターの魅力のひとつなのではないでしょうか、と思うわけです。

 それでは3rd2日目の感想から。
 強く感じたのは、福原綾香さん(渋谷凛)の強さと大橋彩香さん(島村卯月)の怖さ。
 福原さんは、クールの曲を中心に何度も強さを感じさせる声を響かせていて、特に、Hotel Moonside(飯田友子さん)→in fact(佐藤亜美菜さん)の流れの後で、普通に考えたら出たくねぇよ……というところでのTracing Pulse(福原綾香さん、松井恵理子さん)は、強さ of 強さだと思います。
 そんな福原さんの強さは、心もよう(福原綾香さん、原紗友里さん)→流れ星キセキ(福原綾香さん、原紗友里さん、大橋彩香さん)→S(mile)ING!(大橋彩香さん)の流れの中でもあったんだけど、そこでS(mile)ING!でもっていく大橋さんが、キャラ(島村卯月)との重なりというのもあるのかもしれないけど、本当に怖いと思って、FGOで例えると、うちの以蔵さん(人型特攻持ち)が膝を抱えて「マスターはあれが人に見えるがか……」ってガタガタ震える感じで、そこのしれない怖さというのは、これをいうのかな、と思ったりしたわけです。
 そんな一方で、一番心に残ったのは、前情報を仕入れていたのもあるかもしれないけど、in fact(佐藤亜美菜さん/橘ありす)でした。ぶっちゃけ、歌のうまさで言えば、もっとうまい人はいるだろうし、ダンスとか見ても、ほかにもうまい人はいるかもしれないけど、橘ありすというキャラがそこにいる、と思わせるのは、多分、佐藤亜美菜さんしかいないだろうと思います。自分、別にありすちゃんPというわけではないですけど、でも、佐藤亜美菜さんの歌うin factは生で聴きたいと思ったし、多分、生で聞いたら泣いてるわ。

 というところからの4thSSA1日目。
 3rdの時がフロックではなかったというのを証明するような、in factだと思いました。
 いやぁ、これはありすPじゃなくてもファンになるわ……。

 で、今後についてなんですが、ここまできたら、やはり1回は現地でも見てみたいなぁ、というのはちょっとあり。できれば、佐藤亜美菜さんのを見に行きたいと。だって、絶対に生でin fact聴きたいじゃん? ありすPじゃないけど。それ以外は、まぁ、まだLVでいいかなぁ、と。
 たぶん、現地まで行ったら、コールとかちょっと……となりそうな予感は大いにしているのもあり。正直、あそこまでコールとか……とは思ったりはしていなくもなく。いや、おすすめしてくれている先達の方々には非常に申し訳ないところはあるんですが。例えば、お願い!シンデレラのコールでいうと、最初の方の「キュート」「クール」「パッション」と最後の「もう一回」で十分じゃね? とか思ったりするわけで。これは個人的な嗜好の問題なので、良いとか悪いとかはないんですけど。ただ、それに合わせられない自分が悪いだけで。いや、できれば楽しいというのは理解するし、納得もするんですけど、じゃあ、それを自分が求めているかというと、それはちょっと違うところがあるわけで。なので、基本はLVで良いかなぁと。
 ただ、それでも佐藤亜美菜さんのin factは聴きたいというのと、推しに声がついてライブに出るか、推しが声になってライブに出るかするときには行きたいというのはあるので、その時はその時ということで。

 というわけで、兵藤レナさんに声がつくか、西田望見さんが誰かの声になったら教えてください。

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 6thLIVE MERRY-GO-ROUNDOME!!!のナゴヤドームの2日目のライブビューイングに行ってきました

 タイトルが長い。

 

 いや、デレマス、デレステは、以前はやっていて、だいたいのキャラの名前はわかるし、という感じだったのが、まぁ、長くやってれば飽きもくるよね……というのでしばらく離れてたんですが、ここ最近はワルキューレにはまったりしてて、そういえば、ワルキューレ以外の現場の鈴木みのりさんってどうなんだろう? と気になってしまい、ワルキューレでも他のメンバはなんとなく想像ができていて、東山奈央さんはプロっぽくどこでもどんな役でも完璧にこなすだろうし、安野さんもぼんやりしつつもかっこいいところからしっとりなところまでこなすし、西田望見さんはどこでもどんな時でもかわいいのからかっこいいところまできゃわわに盛り上げてくれるだろうし、JUNNAちゃんは声優とシンガーという違いはあるけど、ライブでめっちゃ盛り上げるだろうなぁ、というのはあったんですけど、鈴木みのりさんはワルキューレ以外でどうなのか、ちょっと想像できないところがあって、それだけ、自分の中で鈴木みのりフレイア・ヴィオンという感覚になってたというのもあるのかもしれなくて、そんな中、そういえばデレマスで藤原肇ちゃんが鈴木みのりさんだったよな……というのがあったので、行ってみました。

 

 前置きも長い。

 

 藤原肇ちゃん、フレイアとは真逆とも思えるような、穏やかなキャラで、似てるところは芯が強くて頑固なところというのはあるけど、まぁ、アニメやゲームのキャラって過半数以上が芯が強くて頑固だよね、というのもあるので、全く別のキャラといってもいいと思います。
 だからこそ、そんなキャラを演じられるのか? というのを不安に思いつつ、でも、新しい鈴木みのりさんが見られるかも、と期待もしつつ、はじめてシンデレラガールズのイベントに参加してみたんですが、もう、全く予想を裏切られましたよ。
 まだまだ前半の5曲目、最近までデレステでイベントをやっていた(らしい)、藤原肇(鈴木みのり)と依田芳乃(高田憂希)のユニット「山紫水明」のSunshine See May。そこには、ワルキューレの時とは全く違う、藤原肇として、穏やかに、けれど力強い歌声を響かせる鈴木みのりさんがいました。
 いやぁ、本当に声優さんってすごいですね。
 ワルキューレの時は、これでもか! ってくらいに煽って引っ張って突っ走るのに、プラズマクラスターもびっくりなマイナスイオン出てるんじゃね? というくらいの穏やかで優しく包み込むような歌で、でも、力強さがあって、フリはPVそのままでさすがは鈴木みのり! というのはあって、いやぁ、うちの鈴木みのりはすごいんですよ! って言いたくなりました。
 そのあと、村上巴(花井美春さん)と関裕美(会沢紗弥さん)の三人の「この空の下」がとても良かったです。

 

 あと、それ以外にはじめて見た感想としては、
・よしのん、いた。高田憂希さん、まじよしのんでしてーめっちゃよしのんでしてー。
・関ちゃんもいた。会沢紗弥さん関ちゃんだった。
・あんきらは楽しいね。
・お嬢(花井美春さん)、めっちゃうまい……もう、来年紅白出よ?
・乙倉悠貴(中島由貴さん)は、乙倉ちゃんだったし、ちょっと健康的にえっちじゃないですかね?
佐久間まゆ牧野由依さん)は、もともとARIAの主題歌とかで歌は聞いてたんですけど、まゆのやつははじめて聞いたんですけど、めっちゃまゆだった……まゆいた……まゆすき……
・トライアドはやっぱり強いというのはあるんだけど、負けないくらいにインディヴィジュアルズも強かったし、りんのの好きな人が人生に一片の悔いもなくしぬのもわかるわぁ、ってなった。
・最後のおねシンの時に、センターステージで一番最後まで残ってファンじゃなくてプロデューサーに手を振っていたり、一番後ろを二人で手を繋いで歩いていった山紫水明ありがとうございます。本当にありがとうございます。
 と、簡単にこのくらいになります。

 

 で、ライブの感想からちょっと離れてると、最後のMCのところで、「ここはまだ到達点じゃなくて、これからもまだまだ先を見せて」というようなことを言っていたんですけど、これ、ワルキューレファンからすると、とっても羨ましい言葉だし、逆に、呪いのような気もする、とても難しい言葉だよなぁ、と思いました。

 

 今回、行く前からいろんな人に「これが人が沼にはまる時の行動か……」とか色々と言われたんですけど、正直なところ、またLVとか機会があれば現地も行ってみても良いかもなぁ、とは思いましたが、どうしてもチケット取って行く! というところまでは到達していないかなぁ、というのは、ちょっとあって、特にalwaysの歌詞とかでそうなんですけど、あそこに自分が好きなアイドルがいれば、もう、めっちゃはまると思うんですけど、自分の好きなアイドルにまだ声もついていない状況だと、自分の好きなアイドルはあの場所に立てない、というので、羨ましいというか悔しいような気持ちになって、そりゃ、マシーナリーとも子さんも池袋晶葉ちゃんのためにマシーナリーとも子になるよなぁ、と、めっちゃ納得した次第であり、今後、兵藤レナさんか原田美世ちゃんに声がつくか、西田望見さんがどのアイドルかの声を担当することになったら、全力を出そうと思います。

もうすぐ年末なので、うちの掃除(特に水まわり)のコツなどを書いてみるという試み

 この間、うちのハウスクリーニングをしていただいたときに、キッチンや洗面所など、水まわりをきれいに使っていると褒められたので、自分がどうやって掃除等をしているのか、シェアしておこうかと思います。

 キッチンなどの掃除というと、テレビの掃除道具通販番組などでよくあるような、ギットギトに汚れがこびりついたコンロだったりベトベトになった換気扇をどうやってきれいにするか? というネタになることが多いような気がしますが、個人的には、ああいう状態になっていることが、すでに敗北だと思っています。
 ああいう状態になるから、特別な道具だったり、特殊な洗剤などを使わないといけなくなるわけで、そうじゃなければ、汚れは簡単に落とせるわけです。
 というわけで、おすすめは、使ったら拭く。
 これだけ。
 使ったら、都度拭く。
 それだけで、良い状態に保てます。
 水まわりなので、使った後はそこそこ濡れていたりするので、わざわざ濡れ布巾などを用意する必要はなくて、基本は乾拭きでOKです。コンロなど、水分がない場所は、水拭きすれば良いです。布巾は100円ショップで売ってるやつで良いと思います。汚れたら取り替えればOK。
 ちなみに、ハウスクリーニングに来ていただいたかたに、楽にできたということで、マイクロファイバータオルをいただいたりしましたが、これ、めっちゃ捗るな! ってなってます。あれは、人類が生み出した最高の道具のひとつだと思います。

 お風呂場の鏡なども、水切りワイパーで水を落とすことで、いわゆるウロコみたいになることを完全には防げないにしても、かなり遅らせることが可能です。こちらも、特別な道具などは不要です。あと風呂については、使った後は乾燥かけることで、カビとかほぼ防げます。浴槽のパネル裏とか、ちょっとあるかなぁ、というくらいまで減らせます。

 とにかく、先手先手で、まだ汚れていないうちに汚れの元を断つというのが、重要だと考えています。汚れが溜まったりこびりついたり、そうすると、特別な道具だったり薬剤が必要になりますが、そういった道具や薬剤は、取り扱いに十分注意しないと、モノを悪くしたりだとか、体にダメージがあったりだとかしてしまう可能性があります。
 が、使ったその場であれば、基本は水でOKなので、安全安心です。

 肝要なのは、こういった細かい都度の作業をめんどくさがらずにやるために、日々の料理だとか洗面、入浴の中のルーチンとして組み込むこと。例えば料理をするなら、切ったり焼いたりという流れの中で、使った場所を拭くという動作を組み込むことです。洗面なら、終わった後にさっと拭くように習慣づければ、多分、毎日できるはずです。
 そのためにも、布巾は、キッチン用、洗面所用など、その場所ごとに用意しておくと良いと思います。わざわざ、置いてある場所まで行って出してきて拭いて戻して……って面倒で、絶対にやらなくなると思いますので。

 というわけで、別に特別なことは何もやっていないので書くことに困りますけど、うちの掃除のコツみたいなものを書いてみました。

マクロスΔ(ワルキューレ)とラブライブ!/ラブライブ!サンシャイン!!(μ's/Aqours)の話とか

 聞いた話だと、先週はワルキューレ3rdライブのBDだけではなく、ラブライブ!サンシャイン!!のライブBDも出ていたそうで、ちょっと考えると、ワルキューレマクロスΔ)とμ's/Aqoursラブライブ!ラブライブ!サンシャイン!!)というのはとても対照的な話だなぁ、と思ったので、書き留めておこうと思います。

 一言で言うと、ラブライブ!ラブライブ!サンシャイン!!というのは、「みんなでひとつの思いを共有する」物語だったと思っています。「みんなで叶える物語」って、まさにその通りで。

 逆に、ワルキューレマクロスΔというのは、「みんなでひとつの思いを!」というのに、俺の空を奪うな! と中指突き立てた話だったわけです。白騎士さまが。

 ほぼ同じ時代、ほぼ同じような客層をターゲットにしていて、さらには、アニメ+歌というものを同じくしていながら、テーマとしてはここまで逆のものが出てくるというのは、非常に興味深いものがあるのではないだろうかと。

 どちらを好むのか、どちらに共感を覚えるのかというのは、人それぞれ、思想信条によって異なってくるところはあると思いますが、その傾向などを分析すると、面白いかもしれませんね。きっと、誰かが分析してくれることと思います。

ワルキューレ3rdライブ「ワルキューレは裏切らない」のBDを見ました

 ワルキューレ3rdライブ「ワルキューレは裏切らない」のBDが届いたので見ました。

 

 


 1日目と2日目にメイキングも含めて、なかなかのボリュームですが、見応えはありました。
 自分、本当にあの場に居たんだなぁ、と思いながら見てました。
 1日目、1年ぶりに見たワルキューレは、2ndの時よりも格段にすごくなっていて、マキナΔのぞみるもレイナΔ東山さんも、カナメΔ安野さんもすごく良かったし、何よりのぞみるめっちゃきゃわわだったんですが、フレイアΔ鈴木みのりさんと美雲ΔJUNNAちゃんの成長が本当にすごかった。
 二人とも、こちらが怖くなるくらいに勢いと力強さがあって、おいおい、これはまずいぞ、と。気を抜いたらやられるぞ、と。まぁ、気を抜かなくても十分にやれれたわけですけど。
 1日目でいうと、2日目にはない曲、のぞみるのおにゃの子☆girlと東山さんのSilent Hackerがとても良かったです。おにゃの子☆girlは本当に本当にかわいくて、マジで脳が溶けて漏れるくらいにきゃわわで、Silent Hackerはとてもかっこいいのです。2ndの時も、個人的に盛り上がってたんですけど、まぁ、のぞみる好きなので、でも3rdはより盛り上がれたというか、のぞみるもナチュラルに煽ったり、きゃわわなところを見せつけてきて、もう、ダメですよ、危ない。あんなん、絶対にダメやん。耐えられるはずがないじゃん。そりゃ、からのー! ってやりますよ。
 あと、1日目はスペシャルゲストでシェリル starring May'nが登場したわけですが、正直、強い、と思いました。多分、JUNNAちゃんとの差というのはここにあるんだろうなぁ、という強さ。踏んだ場数の差、マクロスっぽくいうなら、臨んだ戦場の数の差。そういうところが、まだJUNNAちゃんの伸びしろとしてあるんだと思う。

 そして2日目。
 1日目でもやばいよーやばいよーと思ってたのに、それを超えてきた2日目。
 ジリティック♡BEGINNERはきゃわわだった。うん。めっちゃきゃわわ。
 スペシャルゲストはランカ=まめぐで、まさかこの歳でキラッ☆やるとは思わなんだ……ってなったことを思い出しつつ見てました。

 1日目2日目通してみると、どの曲もめっちゃ難しいというか、歌もかなり変なことやってるというか、ぶっちゃけ普通じゃないことしかやってないというか、音源聞いて、こんなの絶対ライブじゃできないじゃん、というのを普通に(じゃないかもしれないですけど)やってくるすごさというのが、こうしてお茶の間で見られるBDというものは、本当に素晴らしいと思います。だって、何度も何度も見直せるんだよ? 1回見ただけだと気がつけないところまでしっかりと見られるんですよ。うん、素晴らしい。

 3rdライブの時はブログとか開店休業状態だったので、BDというより3rdライブの感想になりつつあるんですけど、改めてBDを見て強く感じたのが、鈴木みのり、めっちゃエモい。
 ルンピカなんかはとてもわかりやすく、感情乗っけてきているのが聞き取れるんですけど、God Bless Youのようにしっとりと歌い上げるのとか、風は予告なく吹くみたいな曲で、彼女の力強さが本当に強く感じられたなぁ、と。
 だからこそ、ドキュメンタリで2日目の終幕後に号泣していた彼女がいるんだろう、と。
 あと、JUNNAちゃんが、本当にすごく成長していました。
 歌のうまさとかダンスというのはもちろんなんですけど、MCとか、フォーメーションの合間合間で他のメンバーとからむところとか、2ndの頃よりも、柔らかくなったな、と思います。それだけ、1年という期間がワルキューレ5人の間に何かしらの関係を築いていったんじゃないかと。
 それは、この間の豊洲のイベントでも強く感じました。
 鈴木みのりさんはあの短いステージじゃ満足できないようにコール&レスポンスを繰り返していたし、JUNNAちゃんは本当に柔らかく笑っていたし。

 これから先、犬フェスやクロスオーバーライブ、新劇場版もあって、まだまだワルキューレの活躍が見られるとはいえ、いつまでもこうして見ていられるとは思っていないし、いつかは終わる日が来ることは覚悟していますが、それまでは、まだまだ彼女たちを見ていこうと思う、そんな3rdライブでした。

 で、ところで、のぞみるがモーションキャプチャをやった、めっちゃきゃわわでかっこいいOPムービー「Walkure Launch!!!!!」ですが、特典映像として収録していただいていても良かったのではないでしょうか? と思うわけです。あの映像見たいなぁ→とりあえずOPだけ見るか→気がついたらみのりんごに煽られてうぉーうぉうぉーってやってる未来しか見えないんで。

豊洲に新しいブランドができると聞いて

 カスタムキャストのアップデートで追加されたポーズがかわいいです。

 

 ブランドというのがどういうものかを考えると、信頼というものを言い換えたひとつの形なのではないだろうか、と思ったりするわけです。
 以前書いたことと繋がりますが、100年続く伝統だとか、名前とかロゴそのものに価値があった時代は過ぎ去って、毎日の行動や発信する言葉が信頼、ブランドという形のないものを作り上げていくんだと思っています。

 

 ということを考えたのは、築地から豊洲への市場移転についてのあれこれをTwitterで見たからです。
 築地ブランドというのは、まさに歴史が作り上げたものであり、豊洲で同じようなブランドが作り上げられるかどうか、というのは、市場に関連する人々がこれからどうしていくかにかかっていると思います。
 個人的には、すでに作り上げられたブランドの上に座るというのは居心地は良いとは思いますが、これから新しいブランドを自分たちで作り上げていくというのも、それはきっとめっちゃクソ面白いことなんじゃないかって思います。
 築地市場ができた頃には新鮮な食材を届けていればというのはあったかもしれないですが、今は、安全安心な食材というのは当然のこととして、資源の持続性、それがフェアなトレードかどうかなど、市場や企業に求められる社会的な責任というのは広く強く深くなっていると考えています。
 あくまで個人的な意見ではありますけど、そういった社会的な責任を果たす市場として、豊洲市場がモデルケースになっていただければ、と考えております。

 

 あと、蛇足ながら付け加えると、TwitterなどのSNSを中心としたインターネットコミュニティにて個人が信頼を得るというのもひとつのブランド活動だと思いますので、そういう視点で色々と活動して見るのも面白いのではないでしょうか。