というわけで、モバマスTHE IDOLM@STERシンデレラガールズ)にはまったので、今更ながらうちのフロントアイドルの紹介文(音楽誌風)を書いてみました。
第1弾は、ディーラーズハート兵藤レナさん!


ちなみに、昨日書いたきらりんは、好きなキャラではあるんですけど、フロントじゃなかったり。

君は夢を賭けるかい?〜ディーラーズハート兵藤レナ〜

なぁ、君は魔法を信じているかい?
僕らに夢を見せてくれる、憧れと希望のわくわくをくれる魔法を。

だから どんなに大きな
地図にもない場所へ 手をつないで
魔法のアルバムに続きを
不安のつのるヨルは忘れないで
君のタメのウタがあるコト


僕らは、夢を見る。
ステージの上で光り輝く彼女たちに、夢を見る。
明日の希望を。
広がる未来を。
それは止めることのできない、人間の根源欲求。
僕も、君も、夢を見ずに、何かに希望を持たずには生きられない。
なぜなら、その夢が、希望が、明日を生きるための活力となるのだから。


しかし、人間がただ生きていくだけで、思想には埃がたまり、心は錆つき、夢はくすんでいく。それが、日常というものが持つ遅効性の毒であることは否むことができず、僕たちは、ただ毎日を暮らしていくことだけに、ただ歩くつま先を見ることだけに気をとられてしまう。
そして、いつしか、あの日、あれだけ眩しく、輝かしく思えたはずの夢を忘れてしまうのだ。


──夢を見せてくれる人間には二種類いる。
見せた夢を裏切る奴らと、決して裏切らない奴らだ。


誰かに夢を持つこと、誰かに、自分の夢を仮託するのは僕たちの勝手だろう。
「夢を見たのはお前達だ。その夢に責任など持てない」
そういう奴らは、きっと賢い。
なぜ、見知らぬ人間が勝手に見た夢にまで責任を持たなければいけないのか?
その夢を裏切ったところで、責める人は誰もいないだろう。
勝手に夢見た奴らのほうが愚かなのだ。


しかし、それでも、僕らは夢を見る。
「──夢、見せてあげなきゃね」
そう言うアイドル、兵藤レナに夢を見るのだ。


彼女は知っている。
この世の中は騙し合い、信じた愚か者が馬鹿を見るということを。なぜなら、そんな狸と狐が化かし合う、生き馬の目を抜くようなギャンブルの世界で生きてきたのだから。
度胸とハッタリを武器に、冷酷な判断で己の大切なもの──誇りを賭けて生きてきた。
信じる?
それは愚か者の戯言だ。
負け犬の遠吠えだ。
意味を持つのは勝利のみ。
負ければ、努力など全て否定される。
それが、賭け事の世界。


しかし、彼女は言う。
「夢、見せてあげなきゃね」
と。


なぜなら、彼女は知っているのだ。
ダイスひとつで運命が決まるような世界の中で、自分を保つためには何が必要なのかを。砂上の楼閣で戦い続けるためには何を寄る辺にしなければならないかを。


それは、ただひとつ、信じること。


レナは言うだろう。
「私は自分を信じる。私を信じる貴方を信じる」
と。
その信じる想いが力となり、僕たちに夢を見せてくれる。
決して裏切られることのない夢を。


「さぁ、ベットしてちょうだい!」


だから、僕らはレナに──レナが魅せてくれる夢に明日を見られるのだ。
その夢が、明日を、未来を生き抜くための力と、勇気となるのだ。

戦場に赴く戦士に誓いの歌を
優しさでもいたわりでもない戦い抜く勇気を