暴走少女と妄想少年/木野裕喜

暴走少女と妄想少年 (このライトノベルがすごい!文庫)

暴走少女と妄想少年 (このライトノベルがすごい!文庫)

ええと、優秀賞!


鎖骨折られたり監禁されたりもしたけれど、ぼく、元気です……という青春コメディ!
「友達ってなあに?」
っていうのは、MF文庫の「僕は友達が少ない」でも描かれてるとは思うんだけど、あっちはなかなか本題に入ってくれないというか、結局そのところには触れないで終わるんじゃね? とも思い始めてるので、「友達」というものをテーマにしたものっていうのは、ちょっと珍しいのかも、と思ってたりします。


タイトルとか表紙から、普通のドタバタラブコメ? と思うかもしれないですが、それだけじゃないところが、とても好感が持てました。
いや、もちろん、そう言うところがないわけじゃないし、タイトル通りの妄想だし……
5作の中では、一番ストレートに読めるかも、と思うので、「このラノ文庫、どれから読んでみよう……」と悩んだときには、おすすめかも、です。