Restrepo

ナショラルジオグラフィックでやっていたのを見ました。

9.11を発端とした、米国を中心とした「不朽の自由作戦」に参加した、
あるアメリカ陸軍の小隊の1年に密着したドキュメンタリーです。
タイトルの「Restrepo」は、戦死した、ある兵士の名前です。


もちろん、ドキュメンタリーだから、実際に起こったことなんだけど、
何というか、画面を通してでも伝わってくる、
圧倒的な現実感というか、リアリティがすごかった……
兵士だって、アフガニスタンで毎日ずっと戦闘してるばかりじゃない。
仲間たちと笑ったり、ギター弾いたり、遊んだりしてる。
機銃の整備をしながら、無線で故郷について話たりしてる。
そこにいるのは、そこらへんに普通にいるような、
本当に普通の青年たち。


戦場は、そんな彼らの命を、簡単に奪っていく。
ギターが得意だったレストレポは死んで、
みんなに信頼されていた曹長だって死ぬ。
それでも、彼らは戦う。
祖国のため、仲間たちのため、
己の命をいとわずに。


なんと言うか、答えは出ないし、
「知らないでは済まされない」と言うつもりもない。
でも、こういう現実を前にして、
ぼくは、いったいどうすればいいのだろう? と思ってしまう。