Punk is attitude.Not style/Idol is Punk.

1970年代の後半、鬱屈したイギリスロンドンで、その時代の閉塞感を打ち破ろうと、ある音楽が生まれた。
パンクロックである。
ロンドンパンクのイコンとも言えるセックスピストルズをはじめ、ダムド、ストラングラーズなど、攻撃性、反社会性をあらわにした単調とも言えるスリーコードの叫びが、世界を席巻した。
その潮流の中でも、先鋭的な音楽性と深い政治的メッセージを持っていたのが、The Clashである。

やるしかないのに、そんな簡単なことのわからない人間が多すぎる

そんなクラッシュのボーカルであるジョー・ストラマーが残した言葉です。
「私には無理だから」
「自分には関係ないから」
「仕方のないことだから」
そうやって言い訳していれば、誰にも責められることはないかもしれない。
優しく慰めてくれるかもしれない。
でも、それだけだ。
何も始まらない。
何も解決しない。
そうして、また言い訳をはじめるのかい?


それじゃあ、どうすれば良いか?

“月に手をのばせ”っていうのが俺の信条なんだ。たとえ届かなくてもね。そのほうがよっぽどマシだよ。

そう、月に手を伸ばせば良い。
届かなかったとしても、力の限りに手を伸ばせば良い。


だから、穂乃果は走り出した。

だって可能性感じたんだ

と言って。


と、やっとラブライブ!に繋げられたよ!


1話で、みんなが「どうすれば……」と悩む中、彼女は真っ直ぐ走り出した。

トライすらできない奴が、やってる人間に何を言えるって言うんだ?

真っ直ぐと、ただ、真っ直ぐと。
困難はたくさんある。
グループ名。
練習する場所。
曲。
──全てが彼女たちにとっての逆境となる。
少しずつでも、前に進み始め、μ'sという名が与えられ、最初の曲──START:DASH!!
順調にいくかと思ったところで、また彼女たちの前に立ちふさがる現実。
ひとのいないファーストライブ。
それでも、彼女たちは歌った。

誰よりも高く飛びたいなら、誰よりも低く身構えるのさ

そして、穂乃果の強い瞳。

今、私たちがここにいる、この想いを!


穂乃香、ことり、海未の3人から少し離れて、4話は花陽、凛、真姫の話。
三者三様に悩み、いろいろな想いを抱えていた。

ジョーのようになる。それは、彼の音楽やファッションを真似ることじゃなく、誰の真似もしないことでした。

ジョー・ストラマーを地球上最もかっこいい男だと語った、ザ・クロマニヨンズ甲本ヒロトの言葉です。
花陽は、凛は、真姫は、誰かみたいになるとか、そういうのじゃなく、自分の想いを胸に、歩き出した。

友がいてこそ人生。俺はそう思う。

ジョーが死の直前に残した言葉をなぞるように、花陽の背中を押す凛と真姫。
彼女たちの想いは、涙となって溢れる。
そして、その想いを受け止め、ともに歩き出そうと、手を差し出す穂乃果たち3人。


彼女たちは進む。
他のアイドルとは違う、自分たちだけのμ'sを目指して。

世の中の数限りないギタリストに目をやると、自分の居場所なんてないと思うかもしれない。でもそんなことはない、絶対に居場所はある。あるギタリストとまったく同じプレイをする人間なんていないんだから。

うまいとか、下手とかじゃなく、自分の想いを、信じるものを全力でぶつける。
勝ちとか負けじゃない。
信じるものを貫き通す強さ。

ひとつ言っておくが、人は何でも変えられる。世界中のなんでもだ。

その想いが、いつか、世界を変えるその日まで。


というわけで、凛ちゃんかわいいですね。
ファーストライブで偶然入ってきて目を輝かせてステージを見つめる凛ちゃんとかかよちん威嚇する凛ちゃんとか真面目な顔(・v・)で授業受ける凛ちゃんとかはやくいっくにゃーな凛ちゃんとかかよちんの唇に指をぴっとあてる凛ちゃんとか部屋でひとりでひらひらのスカートはいてる凛ちゃんとかジャージの凛ちゃんとかかよちん引っ張る凛ちゃんとか穂乃果たちに手を差し伸べられてえーって顔してる凛ちゃんとか、あ、ロ凛ちゃんもかわいいですね、かよちんのことなーんでも知ってるよーなロ凛ちゃんとか空色のランドセル背負ってかわいいスカート履いてるのに男の子にいじめられてズボンにはきかえに帰る凛ちゃんの表情を想像するだけで、もうこう、胸に熱いものがこみ上げてくるのも致し方あるまいて。

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