ふせんぺたぺたするってどうなんだろうか?

先日、 Twitterでこのようなpostを見かけました。
https://twitter.com/kamozi/status/658885845466742784
まぁ、ふせんから鬱を誘発する物質が! なんていうバカな話は置いといて、自分の体験を振り返ってみると、確かに鬱なときにはぺたぺたとふせんを貼っていることが多かったかなぁ、と……。


というわけで、ちょっとふせんについて考えてみようかと思います。
ふせん、便利ですよね。オフィスには必ずと言っていいほど常備されていると思います。
世の中探せば、ふせんをつかったあれこれというTipsはいくらでも見つけることができます。
特にオフィスで見ることができるのは、ToDoをふせんに書いてデスク周りとかPCのモニタに貼り付ける光景です。よく使われるノウハウとして実際に使っている人も多いと思います。ふせんも、ToDo管理がやりやすいように、最初から「□」が書いてあったりするものもあります。


さて、このふせんでToDo管理ですが、以下のようなメリットが考えられます。

  • 見やすい

いつでも見えるところにある、というのはやはり見易さという観点で大きなアドバンテージです。そして、ふせんであれば1タスク1枚というかたちでわかりやすいというのもあります。

  • 特別な道具がいらない

前述したように、ふせんは必ずと言っていいほど常備されています。つまり、すぐそこにあるもので簡単に始められます。実行するのにコストが(ほぼ)かからないというのは、やっぱり便利な点だと思います。


それでは、次は考えられるデメリットです。

  • タスクの上下、軽重がわからない

基本的にふせんは同じ大きさなので、どのタスクが重いのかだとか、どれから優先してやるべきなのか、などなどが判断しにくいです。

  • 常に見えているのでプレッシャーを感じる

これは見やすいというメリットの反対ですね。
PCモニタに貼り付けてたりすると、作業中も常に見えてしまうので、タスクに集中できずに気が散ってしまったり、前にあるタスクの量に嫌になってしまったりもします。
例えば、そのタスクは今日やるべきものでなかったとしても、常に見えていては、頭からそのタスクが離れることはありません。
タスクリストというのは、それを書くことで、一旦頭からそのタスクを追い出すことで、目の前にある作業に集中するためのものです。
それが、常に先のタスクが目の前にあるというのは、ある意味で本末転倒です。


で、このタスクが目の前に見え続ける状況というのは、人にかなりのプレッシャーを与えると思います。今手掛けているタスクだけでなく、先々のタスクまで気にしなきゃいけない、ずっと考えてしまうというのは、結構大変です。
つまり、ToDoを書いたふせんをたくさん貼っている=常にタスクリストからプレッシャーを受けている、ということで、これはかなりのストレスになるでしょう。
絶え間なくストレスを受けていれば、そりゃ鬱にもなるよなぁ、と思います。


もちろん、科学的な証明などはしていないので完全な印象ですし、ふせんを使ってうまくタスクを回している人もいるし、たくさん貼ってあったってけろりとしてる人だっています。
ただ、もし、ふせんにタスクを書いていてそれにストレスを感じるという人がいれば、ちょっと別の方法を考えてみるというのもいいのではないでしょうか。


ちなみに、私はタスクの整理にはリーガルパッドとふせんを併用しています。
リーガルパッドには中長期のタスクをまとめています。

  • 書く面積が(ふせんよりは)広いので自由に書ける
  • 普段は閉じているのでプレッシャーを感じにくい
  • 数日、数週間に渡る長いタスクを書いて置いておいてもそれほど気にならない
  • ふせんと同じくらいにサクッと切って捨てられる

というのが良い点ですかね。
ふせんは短期(1日で終わるもの)のタスク整理に使っています。
ただ、貼る先はデスク周りじゃなくてノート!


もちろん、ノートだとかコピー用紙をタスクの整理に使ってもいいと思います。
そのほか、PC上でテキストファイルを使ってもいいし、表計算ソフトだとかスマホで専用のアプリを使ってもいいと思います。


まぁ、やり方なんてたくさんあるんで、そんなこだわらずに今のやり方にちょっとでも不満とか違和感があればいろいろ試してみるのもいいんじゃないでしょうか。