THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Glowing Rock!のDAY 1のLVに行ってきたので夢見りあむへのお気持ちを表明します

 タイトルが長い。

 昨年、こんな感じで夢見りあむへのお気持ちを表明した自分なので、このタイミングで改めてお気持ちを表明せねばならぬ。そう、考えたわけです。

nthlibrary.hatenablog.com

 今回のライブで考えたことですが、アイドルマスターに代表されるような声優アイドルコンテンツというのは、とても微妙なバランスの上に成り立っていると思う。
 ・キャラ
 ・声優
 ・ファン(アイマスだとプロデューサーだけど簡単のためにファンと書きます)
 これら三要素が互いにバランスをとり、ひとつの虚像を生み出す。
 キャラが弱くて声優とファンだけだったら、それもうキャラいらなくね? ってなるし、キャラとファンが強ければ声優の価値がなくなるし、キャラと声優だけであれば、運営側の独りよがりで終わってしまう。

 そして、夢見りあむを考える。

 突然新アイドルとして登場し、炎上しながらも(まさにキャラの通り)総選挙で3位になり、めでたく声がついて約1年。
 キャラは、まぁ、たぶん濃い。
 炎上するくらいには濃い。
 ただ、それがキャラの人気かどうかはわからん。
 声優──星希成奏さんは、もともとアイドル? として活躍されていた方らしいので、たぶん実力はある。
 ファン──確かに炎上はするけれど、りあむを好きだという人もいる。
 という感じで、バランスが取れているかどうかは、正直わからなかった。

 そして、夢見りあむ──星希成奏さんが演じる夢見りあむが初めて立ったステージ。
 2日目行けなかったのでコメントは直接は聞けてないんですけど、「りあむだったらどうするだろうか?」と必死に、素敵にりあむを演じてくださった星希成奏さん。そんな彼女に声援を送るファン(プロデューサー)たち。
 自分には、それは、愛し方も愛され方も知らないりあむが、不器用ながらも懸命に愛して、愛されている姿に見えた。気がする。言い過ぎかもわからんけど。

 いや、夢見りあむ。
 ちゃんと愛されてるじゃん。
 良かった。
 安心した。

 夢見りあむというキャラを愛して、夢見りあむというキャラを楽しみにしているファンのために一生懸命に演じてくださる星希成奏さんがいて。
 夢見りあむというキャラと、それを演じる星希成奏さんに声援を送るファンがいて。

 たぶん、夢見りあむというキャラは、それを素直に喜ぶことはないと思う。
 疑いながら、恐れながら、おどけた笑みを自信なさげに浮かべるだろう。
 自分をこんな素敵な人に演じてもらって良いのか。
 自分に向かってこんなに大勢が声援を送るのか。
 けれど、ほんの微かにでも彼女が喜ぶのであれば、たぶん、僕は幸せになれると思う。

 ──まぁ、りあむだから、一通り戸惑った後に、
「ふ……ふーん、ほんとチョロいなヲタク!」
 とか強がりを言いそうだけど。

 ECHOESというバンドがあった。
 わかりやすくいうと、芥川賞作家の辻仁成が昔やっていたバンド。
 その有名な曲でZOOというのがある。
 滑稽で愚かかもしれないけど、厳しい都会を社会を、素直に必死に愛を求めて生きるという歌。

 ほらね そっくりなサルが僕を指してる
 きっと どこか似ているんだ僕と君のように
 愛を下さい 愛を下さい ZOO
 愛を下さい 愛を下さい ZOO, ZOO


ECHOES - ZOO


 これから先も、夢見りあむというキャラは炎上するかもしれない。
 他のキャラのように素直な人気というのは出ないかもしれない。
 けれど、たぶん、これからも、こうして時折彼女のことを考えるんだと思う。