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あけましておめでとうございます。
罪灯(佐々木丸美)
- 作者: 佐々木丸美
- 出版社/メーカー: 復刊ドットコム
- 発売日: 2007/06/30
- メディア: 単行本
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偶然と故意の狭間の「罪」を犯した、4人の少女。
ミステリにおいて、「罪」を暴く「探偵」の行為というのは、すなわち「赦し」であり、また「救い」でもある。
それを、如実に感じさせる。
救いは、淡い恋心とともにあり、探偵⇔犯人の関係性故に、悲恋、報われることのない、炎のように燃える恋心。
詩的でもあり、過剰に叙情的である、怨念、切なさのこもった文章が、冷たく輝く。
北海道の狂おしい春のように、
刹那の夏のように、
身を焦がす秋のように、
透き通る冬のように。
年のはじめから、流行とはほど遠い、暗く重たいものを読んでしまった。
まぁ、今年もそういう方向性で行こうと思います。
[Today's tune]白い狂気/Cocco