池袋ウエストゲートパーク(石田衣良)

池袋ウエストゲートパーク石田衣良)」読了。
はい、ドラマにもなったあれです。
結構好きで観てました。主人公はマコトです。
分かる人は、わざわざ主人公の名前にふれたところでくすりと嘲笑ってください。
ということもあり、前から少し気になっていつつ、それほど読む機会も無かった小説だったりします。
えーと、非常に面白かったです。
ストーリーはドラマでも分かっていると思うし、どこかで探せばすぐに出てくると思うので、詳しくは説明しませんが。とにかく、切れ味の鋭さが良いのです。
主人公の設定が面白いし。
それに、周囲の人物の設定も非常に良いです。
……まぁ、そこらへんは解説でもふれられていたので割愛。
で、ドラマではどうしても主人公側、ストリート側に重心が置かれていたせいか、警察側がちょっとイメージ悪く描かれていたのが気になっていたんです。
それは演出上の必要性があったり、色々と必要性があったとは思うんですが。
しかし、小説の方ではそういった嫌らしさのようなものが全く感じられず。
読後感がとてもさわやかです。
池袋住むよ〜I.W.G.Pサイコ〜とは行きませんけど。
こんなにいろいろとあるところ住んでられないです。というより、ぜったい家賃高いし。経済的にも無理です。
……話がそれました。
そして、やはり外せないのは文章のスピード感。
断章形式でストーリーのテンポが全く損なわれる事がない。
文自体もそれほど長いものは無く、軽い感じがしていながら、引き締まった印象で。
ところで、I.W.G.Pの最終回の最後に出てきたのって誰でしたっけ?
すっかり忘れてます。

[Today's tune]Clash City Rockers/THE CLASH