ファウストvol.4

だんだん分厚くなっていくファウストを読みました。
まずは文芸合宿でしょうか。
延長コードにささったPCのアダプタが非常に懐かしい風景です。
理研の合宿でもあんな風景がありました。
で、テーマ競作にリレー小説。やはり文芸系の合宿でやる事は同じですか。
ちなみに、自作小説「雪とコーヒーと僕と彼女の温度」が推理研の合宿時に書いたもののひとつです。
あの時は他に10枚程度のものをさくっと書いてるので、合わせて15枚。……もっと書く事に集中すれば行けるんですけどね。
とりあえず競作では滝本竜彦が意外に良かったです。
乙一いーちゃんはいつもの通り。って、いーちゃんスラッシャー? エンジェル・オブ・デスはあのイントロが非常に良いです。いや、ある意味ユヤタンもいつもの通り。北山猛邦は後ろから読むとちょっと面白かったです。
次にリレー小説。なぜか全体的にユヤタンの雰囲気だったような。錯覚ですか。
全体として、東浩紀の評価があまりにも普通に妥当で逆にびっくりでしたが。
で、特集はやっと来たミステリ。
北山猛邦、意外と良いような。ちょっと動機にきゅう、ですけど。どうやら、自分がクロック城でそれほどでもなかったのは、セカイを持ち出した事に一番の原因があったようで。
浦賀……本格? というより、高河ゆん? うわぁ、いきなりだよぉ。やっぱり浦賀は死体が好き?
舞城……まぁ、いつもよりは本格? いや、さすがにこれは謎を放置プレイし過ぎだと。途中からずっと気になってました。
あと、浦賀も舞城も語るところはたくさんある作家なのは分かりますが、だからこそ巽さんには北山猛邦にも追う少し紙面を割いてほしかったです。
あとは……ECCOもういいんじゃない? と思ったら続きは単行本でですか。
りすか、というよりツナギ?
いきなりネコミミモードかよっ! という勢いのユヤタンの人生・相談。ねこみみ〜
清涼院先生はいつもの通りで。多分ファウストの中でトップクラスに読み応えがあるのはEDITOR×EDITORだと思います。今回は新潮の編集長と。批判もあるかもしれないけど、こういう編集者を取り上げるというのは非常に良いと思います。書く方も、こういう人が読むんだ、と気合いが入るだろうし。
あー、あと巻頭のイラストーリーは良いです。筒井筒は萌えだったのか! いや、思い出せば確かにそうだけれど。世界に誇る萌え物語源氏物語といい、日本の古典は侮れません。あと、スタート(405)も良かったです。あと、西島大介先生は非常にいいひとだと思います。文学フリマで気さくにサインを書いている姿が印象的でした。世界の終わりの魔法使いのフリーペーパーも良かったです。
で、逆に非常に悪かったところをいくつか。
まず、夢水清志郎のコミックはファウストでやる事じゃないだろうと。で、更科修一郎はいつまでファウストに載ってるんですか? これだけ全然違うんだよなぁ。絶対にファウストの中で一番良くないところだと思います。


あ、ファウスト賞の選評はvol.5なんですね。


気がついたら、こちらhttp://www.oyasumi.org/の雲のむこう〜感想リンクに補足されてたり。
うわー、いつもこういうものは見る側でしかなかったので、嬉しいですねー。
という訳で、今日も引き続きちょっとだけ語ります。
掲示板にも書いたんですが、雲のむこう〜はMacを使って作成されている訳です。
Power Mac G5です。
やっぱりOS Xは絵の人にとっても使いやすいようで。
いや、多分絵も描かない音楽もそんな作る訳じゃない、というのにMacを使ってる私のような人の方が少ないんでしょうけど。
しかし、考えてみてください。
フォトショップなどのような、非常に重たいソフトを動かしてなお、安定感があるという事実を。
UNIXのシステム安定性と、最高のGUIによる操作性。
……あとは縦書きが出来て印刷も可能なテキストエディタ??はっきり言うとO's Editorがあれば最高なんですけど。

[Today's tune]The Magnificent Seven/The Clash