春の魔法のおすそわけ(西澤保彦)

春の魔法のおすそわけ

春の魔法のおすそわけ

ええと、この人はきっといい人だと思われる作家ランキングというものを頭の中で作ってるわけですが、その中でもベスト3に入ろうかという西澤保彦のを久しぶりに読んでみました。
断崖絶壁今何処的な女流作家が、二日酔いの曖昧な意識で出会ったのは、不思議な美青年。
迎え酒の酔った勢いのまま、二人は行動を共にすることになって……
という、この、唐突な展開は? と思うかもしれないけど、まぁ、大体の小説は唐突だよね、と。
きつねさんのまこぴーも、恋はいつだって唐突だって言ってた。
あれ? あれはゆーいちが読んでたのか。まぁ、どっちだって良いか。
ちょっと不思議なファンタジー、ただし、酔っぱらって見た幻覚みたいなっ!
……久しぶりだと、感覚掴めないなぁ。
ええと、別に、ガチガチの本格って言うわけじゃなくて、さらっとミステリー風の良いお話しって言う感じだから、ミステリ読みじゃない人にもお勧めかも。
まぁ、そこはそこ、細部は意外に軽い伏線貼られてます。

[Today's tune]Monte Carlo/The Verve