日本語って、どんなの?

平野啓一郎のブログで、面白いエントリがあったので。
普通においしい(平野啓一郎公式ブログ)
うーん、さすがは文学者、説得力あるなぁ、と。
そもそも、日本語って自然言語だから、人工言語と違って移り変わっていくものだしなぁ、と。
その人の年齢、性別、性格、趣味、職業、そのたもろもろによって言葉というのは違うものだから、一概にだめだ、というのではなく、それをうまく使い分けていくのが、小説を書く人の力の見せ所というか、それが当然だと思うんですが。
いや、最近mixiの文章系コミュで、「こんにちわ」じゃなくて「こんにちは」というトピがあったんで、そんなことを思ったりしました。
そういう音は同じだけど、表記が違う、というのは文章特有の表現方法でもあるわけで、それをわざわざ捨てる必要はないし、むしろ、そこまで考えて文章を書く必要があるんじゃないのかな。
例えばアレだ。
同じ「お兄ちゃん」でも、桑谷夏子が言うのだと、背中に包丁を隠し持ってる感じがするし、門脇舞だと、もう、魔術で絡め取られてる感じがするし、というそんな感じだ。
その微妙な差異を、文章で表すためのひとつの方法が、「こんにちわ」と「こんにちは」のような、表記方法にあるんじゃないかなぁ、と。
……それにしても、出す例がお兄ちゃんかよ。
シスプリとアニメFate観てない人には、全く意味不明だな。うん。

[Today's tune]VICE/Razorlight