迷宮街クロニクル1 生還まで何マイル?(林亮介)
- 作者: 林亮介,津雪
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2008/11/15
- メディア: 文庫
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京都に突如出現した大迷宮。
怪物を倒して日々の糧を得る。
死亡率14%。
──いや、某業界の離職率よりは低いね……
という戯言はこれくらいにして、若干の違和感は感じるものの、
そう言うものだ! と思ってしまえば、すごく面白い。
そうそう、RPGとかだと忘れてしまうけど、
人間、どれだけ鍛えたってHPは変わんないんだよねー。
まともに一発食らえば終わり。
どんなにすごい人だって、それは変わらない。
だから、あの力道山だって、ナイフ一本で死んだんだぜ?
その、ぎりぎりの綱渡りというか、
エッジを歩いているような感覚が、初心者冒険者の日記という形で、
うまく出ていたと思う。
で、ウィザードリィっぽいのということで、ふかみんのヴァンガードがあったりするわけだけど、
あれとは全く違うなぁ、と。
あれは、ウィザードリィというよりも、いつものふかみんだからなぁ……
ただ、どっちがリアリティ? と言われれば、
無理矢理剣と魔法にしている迷宮街よりも、ヴァンガードの銃の方がありかなぁ……