さよならピアノソナタ4(杉井光)

さよならピアノソナタ〈4〉 (電撃文庫)

さよならピアノソナタ〈4〉 (電撃文庫)

杉井光、あざとすぎる!
この時期に、ジョン・レノンだと!
いや、ほんと、泣きそうになるくらいに切なくて、そして、どこか奥の方が熱くなるようなラストだった。

 なぜならそれが、ロックンロールだからだ。

この一言が全てだなぁ、と。


いろいろな思いをまるっと抱えて、それでも初期衝動のままに紡ぎだす音。
その瞬間、思いは何かに変わる。
そう、ほんとに変わるの。
ああ、あの瞬間だなぁ、と思った。


しかし、ナオミはほんとうにひどいへたれだな!
あれだけを1冊で片付けようとするとこうなるのかもしれないけど、それでもこれはひどいだろうと。
ユーリは杉井先生の後ろで寝てるらしいので、神楽坂先輩はボクが(ry


という戯言は置いといて、いやぁ、ほんとすごく良かった。
全ての、音楽を愛する人たちに、ぜひ読んで欲しいと思う。
きっと、あの、ステージの上で、ギターと、ベースと、アンプから出る音と、
それらと一体となった、音を出してるんじゃなくて、音を生み出している、
あの瞬間を思い出すことができると思うから。


と、それにしても、ユーリ可愛いなぁ……
しかも、湯上がりだし……

[Today's tune]Smells Like Teen Spirit/Nirvana