ネタも無いので今日観たものの感想を。


まずは、「マリア様がみてる 春」。
やっぱりいとしき歳月の話は良い話だなぁ、と。
聖様も非常に良いですが、やっぱり蓉子も良いところをしめるなぁ、と。
しかし、志摩子あんな事言っといて一番はじめに妹作ってたんだなぁ、と思ったり。
いや、ああいう考えでいたからこそ、最初に妹を作ったと言うべきなのかなぁ。
どちらにせよ、乃梨子はやく出てこないなぁとか。ドリルこと瞳子出てこないかなぁとか。
と、その前に「片手だけつないで」やるのかなぁ、とか。期待です。


次には「アガサ・クリスティーの名探偵ポアロとマープル」
「風変わりな遺言」でした。
実のところ、マープルものは読んだ事が無かったり。
というより、クリスティーってそれほど読んだ事が無いんですよ。本当に基本的、最低限なものしか読んだ事が無いんです。
で、今日の感想ですが……メイベル、もうちょっと性格と言うかなんと言うか……
ま、まぁそれはミステリに出てくるワトソン系のヒロインは性格があまり良くないというのもあるので仕方が無い事で。
世の中甘くないぞーとかは、アニメだし良いだろうという事で。
内容は非常に地味ですが、それをしっかりやってるのが好感度大です。
ミステリ系のアニメは派手な猟奇殺人になりがちだったりするんですが、時間帯、放送局関係なのかそういう描写はほとんどと言っていいほどありません。
だからこそ、ミステリのコアな部分を描いてるのかなぁ、とか。


で、最後に「新撰組!」。
蛤御門の変でした。
久坂玄瑞の最期という事で。
……やはりというかきますね。最期の自問がくるわけです。
えーと、強引に最近の流行に繋げて考えようと思います。
久坂最期の言葉の中で、自分はいったい日本のためになる事をしたのだろうか? どこから道を間違えてしまったのだろうか? という問いが非常に印象的だった訳です。
つまりは、自分と周囲――世界とのつながりがどうだったのだろう? という問いだったわけで。
たぶん、今流行の「セカイ系」もしくは「きみとぼく系」に最も欠けてる、と言われる部分では無いでしょうか。
けれど、幕末、自分の存在を確かめる一つの方法として日本の中での自分の役割、何ができるのか? という問いだったとするのなら、それは「きみとぼく」とそれほど変わらないのかなぁ、とか。
結局のところ、新撰組も自分たちが何ができるのか? という事を常に考えている訳で。
自分に何か足りない、そう考えているから何かをしたい、何かを成し遂げたい、そう思ったのが志士で。
でも、きっと結局何を求めていたのかは自分たちでもはっきりとしたものは少なかったのかも。
久坂最期の言葉でも、それを感じたり。
でも、何を求めるかは分からないけれど、何をすれば良いか? というのはあった訳で。
尊王にしろ佐幕にしろ、動けば何かが変わるんじゃないか? という空気があった訳です。
それに比べて、現在はどう動いたとしても、結局何も変わらないんじゃないか? という空気しか無い訳で。
その中で何を求めるかが分からないけれど、何かをしなきゃいけない。
その為にも、まず自分が何なのか、自分の周りを囲んでいるものはいったいなんなのか、それを考えなければいけなくて。
それが、「きみとぼく」なのかなぁ。


以上、非常に強引なお話でした。

[Today's tune]Somewhere Only We Know/KEANE