波の上の魔術師(石田衣良)

「波の上の魔術師(石田衣良)」読了。
えーと、未だどうにもならない日本経済ですが、そのマーケットが舞台で。
この小説は98年が舞台になっていて、今はこの頃よりもさらに日経平均は下がったいたり。
そんなしょぼーんとなる現実を忘れるくらいにーーいや、逆に絶対に忘れられなくなるくらいに面白いです。
波の上の魔術師も赤・黒も、それまでその世界を知らなかった人がある世界にふれて、そこからいろいろと始まっていく、という感じで。
スピーディーでさくっと決まっていくのが石田衣良の魅力なんじゃないかと。
少年計数機収録の水のなかの目風に言うと、バラけてるということで。