鬼哭街 鬼眼麗人(虚淵玄)

鬼哭街―鬼眼麗人 (角川スニーカー文庫)

鬼哭街―鬼眼麗人 (角川スニーカー文庫)

いや、非常におもしろかったですよ。
ええと、銃も好きですが、剣とか刀も好きです。
恥ずかしながら、その両方を一度に出した小説も書いたことがあります。……駄作ですが。
しかし、そうするときにどうしても問題になるのが、普通に考えたら刀は銃にかなわない、この事実です。銃が現れたからこそ、世界の戦争はその様相を一変させ、さらにはこの極東の国でも、その政体を変えさせることとなったのです。
が、そんなに簡単に刀は銃に勝てない、とやってしまうと小説は全くおもしろくありません。
そこでどうするのか? 刀を強くするのです。
弾丸よりも速いとか、そんな現実にはあり得ないことをするわけです。元々小説なんてあり得ないんだから問題なし。でも、全然あり得なくしちゃうと、またおもしろくなくなります。何事も、やりすぎは良くないと言うことです。
いや、結局何を言いたいかというと、SFで銃で刀というのは意外とあうもので、その中でも鬼哭街は抜群におもしろくて、非常に燃えました、ということなんですが。
ただ惜しくは、上で書いたように銃と刀が好きなので、それらがぶつかり合う、というのが読みたかったようなって欲張りすぎですか? ……そういえば、鬼哭街リベリオンのクロスSSがあったなぁ……どこのサイトだったっけなぁ……

[Today's tune]RAIN/LUNA SEA