新日曜美術館 ゴッホ・天才の挑戦

朝早く起きたおかげで、ゆっくりと新日曜美術館が見られました。
今日はゴッホ特集。
色彩が鮮やかになっていくのと同時に、技法として点描を使い出していく過程。偏執狂的に細かくなっていく色彩。
多分、あのひとつひとつの点を打っているとき、ゴッホは自動的だったんだと思う。思考は精神に追いつかず、自分以外の何かが身体を動かしているというか、そんな感覚で。計算し尽くした構図、色彩と、自動的な精神。そして、徐々に精神の支配が大きくなり……という印象を持ちました。
まぁ、私は絵もまともに描けない、中学校の美術も、お情けで3をもらってたような人なんで、本当に素人の感想でしかないんですが。


アルルのカフェの絵が、とても綺麗でした。
……コバルトブルーの夜空が、とても綺麗だった。
今、好きな色は何? と訊かれれば、間違いなくコバルトブルーと答えます。


ところで、どうして日本の美術教育は、描く方だけに偏っているんでしょうかねぇ? 国語が読解に注力しているのとは対照的ですね。
小学校・中学校と、主要な美術家も潮流も教えてもらった覚えがないんですが。まぁ、その分今、まっさらな気持ちで絵画を観ることができるわけですが。