1973年のピンボール(村上春樹)

1973年のピンボール (講談社文庫)

1973年のピンボール (講談社文庫)

……今更とかいう人、嫌いです。
今更でも良いじゃないですか。高校生の頃とか、村上春樹を読むような高校生じゃなかったんで。あのころは、村上龍を読んでいたんで。
というわけで、村上春樹です。
やっぱりいいにゃー。
短いエピソードがいくつも続いていって、それが鮮やかに「終わる」ということを表しているというか。けれど、その終わりから何か始まるというか、結局こういう感想はどこかで誰かが書いていそうだから、これで終わりに。とりあえず、以前はそれほどでもなかったけれど、最近はこういう作風が大好きになってきたと言うことを。多分、今は村上龍は耐えられないだろうなぁ。
と、アレですよ。
自分みたいな屑がこの小説で最も注目するところはアレですよ、「双子姉妹との同居」。
お前は、双葉恋太郎かよっ、と。姉妹の名前は、沙羅双樹に決定。
頭の中の映像は、完全にアレでしたよ。
まぁ、そういえばフタコイもどことなく村上春樹っぽい雰囲気(あくまで雰囲気)あるし。
第5話の「デイジーフィッツジェラルド」とか、まさにそうだな、と思います。
というわけで、フタコイ良いよっ、ということでひとつ。