女には向かない職業(P.D.ジェイムズ)

しばらく前に読んだのは覚えているし、絶対にどこかにあるはずなんですけど、読みたくなったときにどこからか発掘するのが面倒だったので、とうとう新品を買ってしまいました。
……こういうことをし始めたら、もう終わりだと思ってたんですけど。
と、そんなことはおいておいて、「女には向かない職業です」。
1970年代と違って、女探偵というのも増えてはいて、それほど珍しいものではなくなってますけど、それでもこの小説が全く色あせることがないのは、ただ単純に探偵が女の子というだけじゃなくて、それ以上に訴えるものがあるからだと思う。
決意する序盤。
迷いながらも進む中盤。
苦しみ慟哭する終盤。
そして、強く飛び立つラスト。
そのまっすぐな姿は、今でも全く色あせてない。
桜庭一樹少女には向かない職業で思いだして読んだんですけど、やっぱり良いなぁ、と。
まぁ、とは言っても内容はほとんど違うんですが。


で、あれなんですけど、ここまで書いてアレなんですけど、
……コーデリアたん、萌えない? ねぇ、萌えない?

[Today's tune]Primitive Notion/New Order