新iPodとiMacとPowerMacとPowerBook

折しも今日は、新しいiPodとかiMacの発売日。
とことこと、お昼ちょっと前に銀座のアップルストアに到着。
アップルストアの中の人が新iPodの中にビデオを入れてるところでした。
まだ、展示品しかないということで、とりあえず一端離脱。
秋葉原に移動して、何カ所か確認。やはり、モノは入ってない様子でした。
JAMでお昼を食べたり、プロントでぽちぽちやったり、しばらくふらふら。
秋葉原の各店では、午後からiPodの入荷はあったものの、すぐに売り切れた模様。
そのあと、もう一度銀座に移動。
アップルストアでも同様に、iPodは売り切れてました。
というわけで、新しいiMacを見てきました。
ええと、新しいiMac良いです。
iPodの話題に隠れがちですけど、非常に良いです。
カメラ付きというのもいろいろと出来て面白いですし、なによりあのFront Rowとリモコンが良いです。家庭内のメディアを統合していこうというアップルの戦略が、この機能に現れています。
同じく今日、PowerBookPowerMacも新しくなりましたが、ハイエンド機と普及機の間にこれだけ明確なコンセプトの違いがあるというのが面白いですね。
普及機のCPUとかメモリを良いものに換えるという小手先の違いでごまかしているメーカーが多い中で、はっきりと違うものを目指すのだというアップルの戦略がここに見えますね。一般家庭で使うなら、どんなにお金があろうともPowerMacではなくiMacを選ぶべきだ、と自信を持って言えるラインナップです。
今まで、PCは「何でも出来る」を合い言葉に普及してきましたと思います。
これからは、一部のユーザがいままでそうであったように、「これをやるために必要だから」という明確なコンセプトの元、コンピュータを選ぶようになっていくんじゃないでしょうか。
……と考えていくと、アップルのノート普及機であるiBookiMacと同じような方向性になっていくのかな、と。ノートという性質上リモコンは必要なさそうですが、カメラというのはあり得る話だと思います。


こうして自社のコンセプチュアルなコンピュータを普及させていく中で、ユーザインターフェースというのは非常に大きな鍵を握ります。いくら革新的なアイデアだとしても、全く持って使いにくいものであれば、決して普及することはありません。
で、今回のiMac
リモコンがつきました。これでFront Rowを操作します。
Front Rowからは音楽、ビデオ、DVD、ポッドキャスティングなど様々なメディアを楽しむことが出来ます。それこそ、現在PCで楽しめるメディアは、ゲーム以外全てFront Rowから操作できると言っても過言ではありません。
これだけ高機能なのだから、操作も難しいのかと思えばそうではなく。
各情報サイトで報道されているとおり、ボタンの数はたった6個。
上下左右の方向キーとメニュー、再生ボタンだけ。
シャッフルのボタンにメニューボタンが付いたと思えばイメージしやすいかと。
アップルストアではiMacのところにリモコンが置いてなかったので、店員さんに貸してもらい、試してみました。
店員さんがポケットから取り出したリモコンを操作するのに、説明を受ける必要は全くありませんでした。
メニューを押せばメニュー(Front Row)が表示される。
方向ボタンを押せば、選択しているものがかわる。
再生ボタンを押せば、それが再生される。
たったそれだけです。
メディアの統合環境が、たったこれだけの操作で使えます。
そして、これ実はiPodのインターフェースとほとんど同じなんですよね。
現れるメニュー項目が違うくらいで。
PCを中心としたメディアの統合を進めていく上で、意外な障壁となるのが、このユーザインターフェースの違いです。
いくらPCで全ての情報を管理できるようになっても、音楽とかビデオとか、ものによって操作方法が違えば、結局格納している場所が同じだけで実際に統合管理できているとは言えません。
携帯機でメディアを持ち出すなら、それも同一のインターフェースで扱えるというのが理想です。
これが、このハード部分のインターフェースまで統一してしまおう、というのがたぶんアップルの戦略なんだろうなぁ、と。
ソフトだけを作っているメーカーには出来ないことですよね。うん。


……つらつらと書いてるうちに、長くなっちゃったなぁ。
mixiでもblogでもちょっと書いたんで、はてなではあんまり長く書かないつもりだったんだけどなぁ。