彼が死んだ日

ご存じのことと思いますが、12月8日は、彼が死んだ日です。
25年前。私が産まれてたった数ヶ月で彼は死にました。
憂鬱さを抱えながらも、愛を信じていたような、そんな歌声。
2001年のあの時には、イマジンが聞けなくなったり、そんなことがおこってしまう。彼は、ひとりの人間でしかなかったのに。
ただ、誠実に純粋に、歌っていただけなのに。
古いから、とかそう言うだけでビートルズを聴かない人もいるだろう。
だって、今は毎日毎日、新しい刺激を追い求めた音楽が飽きることなく生み出されているんだから。それを追い続けている人にとっては、過去にまみれたビートルズのようなものを聴いている暇はないのだろう。
けれど、工場で作られるような最近の音楽をいくら集めたって、Love Me Doの足下にも及ばない。薄っぺらいラブソングなんて、どれだけ重ねても、彼の「Love」の一言の前に消え去ってしまう。
と、これだけ書いてますけど、実はそれほど熱狂的なビートルズファンじゃなかったりします。
でも、ビートルズジョン・レノン、クラッシュのジョー・ストラマーニルヴァーナカート・コバーンの3人は私の中の特別なのです。

[Today's tune]Help!/The Beatles