空ノ鐘の響く惑星で9(渡瀬草一郎)

空ノ鐘の響く惑星で〈9〉 (電撃文庫)

空ノ鐘の響く惑星で〈9〉 (電撃文庫)

そーしさんの空鐘最新刊です。
どうやら、ライトノベル関連書籍では、なかなか評価が高くなっているようで。
陰陽ノ都からずっとお勧めしてきた私としては、とってもうれしい限りです。
前巻でやっと一段落ついて、今回は裏でいろいろありつつも、表面上は穏やかなお話しです。とは言っても、なかなかに鋭いエピソードが満載だったりしますが。ブラドーとフェリオのどちらが王に向いているのか? というのに対するラシアンの答えにはっとしたり、冒頭のサンフェデル国王とカシナートの会話には、政治団体に狙われるんじゃないかと思ってしまったり。いわゆる過激なマイナー系政治団体じゃなくて、一応は国会に議席を持っているような政党に。
と、そういう話はおいといて、ああいう話でもしようかと。
ええと、あのですね、ウルクとリセリナ、それにソフィアが大変なことに。
あー、あんなのフェリオじゃなくたってどきどきですよー。
しかも、いったいなんですか、この王道的な展開はっ!
これだけの王道をやりながら、陳腐にならないところはさすがだなぁ、と思います。
ちなみに今回の著者近影はアヒルか鴨か合鴨か?

[Today's tune]City Of Blinding Lights/U2