今年の小説
というわけで、今年の小説について書いてみる。
まず、思いつくところの良かった本を書いてみると、
- 犬はどこだ(米澤穂信)
- 少女には向かない職業(桜庭一樹)
- 老ヴォールの惑星(小川一水)
- スラムオンライン(桜坂洋)
- 神様ゲーム(麻耶雄嵩)
- 女王様と私(歌野晶午)
- 容疑者Xの献身(東野圭吾)
- 摩天楼の怪人(島田荘司)
といったあたりかな、と。
付け加えると、渡瀬草一郎の「空ノ鐘が響く惑星で」シリーズが良かったのと、西尾維新の戯言シリーズの終了が特筆すべき事柄でしょうか。
相変わらず冬の時代といわれるSFとか、失速しつつも一部の作家が気を吐いたミステリにくらべて、異常な加熱を見せているライトノベル、というのがまとめての一言ということで。