野性時代vol.28

桜庭一樹少女七竈と七人の可愛そうな大人を読んだり、対談を読んだり。
……なんだか、これだけ報告すると、何となく桜庭一樹マニアみたいですね。
まぁ、それにしてはゴシックも全部読んでないし、というよりも読んでないほうが多いですが。
野性時代ファウストは、エンターテインメントと純文学の境界というかその両方いいとこ取りを狙っていると思うんですが、そもそもがそれらを分けて考えていること自体が、古い人間なんだろうなぁ、とか言ってみる。
たぶん、もともとそうやって分けて考えていたのが間違ってたんでしょうね。
中間小説なんて言葉も、結局のところどっちつかずという印象しかないし。
それなら、単に小説とだけ言ってみれば良いんじゃないだろうかと。
純文学とエンタテインメントを同じように考えると、芥川賞直木賞をどういう区分けで与えるかが難しいと思うので、それだけが問題ですね。うん。

[Today's tune]I Only Said/My Bloody Valentine