狼と香辛料（支倉凍砂）

狼と香辛料 (電撃文庫)

電撃小説大賞の銀賞受賞作らしいです。
独り身の行商人ロレンスと、ひょんなことから一緒に旅をすることになった賢狼ホロに転がり込んできた儲け話とは？
途中まで、ミステリ風味で進んでいったので、どんな裏が？　と考えていたわけですが、案外あっさりネタばれしちゃったのでちょっとがっかり。ネタがばれたあとは、いかに裏をかくのか？　というファンタジーだけどクライムノベル風味の展開に。個人的な好みでは、もっと裏の裏をかくような、腹の探り合いみたいのがあったら良いなぁ、と思うんですが、それは次巻以降のお楽しみと言うことで。むしろ、１巻目としてはこっちの方が良かったのか？　とも思いますし。
総じて、こんな小説を書いた作者に嫉妬ということで。


ええとですね、ホロがかわゆいのですよ。
なまらめんこいのですよ。
長い間生きている狼だから、若い男を手玉にとるくらい何ともないんですが、時折見せる素直な表情というか、妙に女の子らしい表情というか、それがとてもめんこいのですよ。
……たぶん、ツンデレの亜種ですね。うん。

[Today's tune]Someday I'll Be Saturday Night/Bon Jovi