銃とチョコレート(乙一)

銃とチョコレート (ミステリーランド)

銃とチョコレート (ミステリーランド)

アレですね、ミステリーランドという企画は、本当に成功してますね。
とっても面白いのとか、注目作が次々と登場ですよ。
今年は特に、怪盗グリフィン、絶体絶命 (ミステリーランド)法月綸太郎)とか、面白いのでてますね。
──え、びっくり館はがっくり館? そんなの知らないですー(ぇ


と言うわけで、乙一です。
どっちかというと、黒乙一? って、古いな。
国家的大スターである探偵と、彼に憧れる貧しい少年。
そして、追われる世紀の怪盗。
二転三転するストーリーに、どきどき、ページをめくる手が止まりません。ケースつきのハードカバーなのに、電車の中で読んじゃいましたよ。
笠井たんが書いてるように、ミステリっていうのは神話的な体裁をとってるわけで、それはすなわち、どこかへ到達するための冒険譚なわけです。
仲間との出会い、立ちふさがる大きな敵。
それを打ち破る、主人公の勇気!
あー、これはどきどきしないほうが嘘だな、と。
ほんと、小学生の頃とかにこういうの読んでたら、もっとミステリに早く目覚めてたのかなぁ、と。
今の子供は幸せですね。こういう良いシリーズがあるんですから。
ちなみに気になるのが、このシリーズいったい誰が最後になるのか? というところ。
極めて危ない、もしかしたら出ないんじゃないか? ということも囁かれていた竹本健治有栖川有栖法月綸太郎綾辻行人田中芳樹あたりがすでに出しているので、あと危ないのは誰か? と。
誰なのかな? かな?