狼と香辛料2(支倉凍砂)

狼と香辛料 (2) (電撃文庫)

狼と香辛料 (2) (電撃文庫)

期待してるシリーズの第2弾。
行商人ロレンスと、ホロたんの商売ファンタジーです。
今回は、いろいろとあってはめられたロレンスの起死回生の一勝負。
2作目にしてこの安定感かよっ、と突っ込みたくなるくらい。
いやー、面白かったです。
1作目で感じた、後半の微妙さもほとんど消えてるし。
ほとんど最後までどういう結末になるのか? と思わせるところは、前には無かったところじゃないかと。
ただ、ちょっと不満があるとすれば、交渉場面の緊張感が、やっぱり少し足りないかなぁ、とか。
マルドゥック・スクランブルISBN:4150307261いですが、商売という言わば心理戦が重要なファクターになっているんだから、1冊まるまる使うくらいの勢いでやって欲しいなぁ、と。
と、そういうことを書けるのも、まだまだ面白くなるだろうなぁ、という予感があるからなわけで。
悔しいけれど、絶対にまだまだ面白くなるよ。うん。
さてさて、それでは本題。
……やっぱりホロたんかわゆいよ。
すごくかわゆいです。
人間よりも遙かに賢い賢狼なのに、この愛らしさ(?)は以上ですよ。
ロレンスと、不器用ながらも少しずつ、ゆっくりと絆を深めていってるんだろうなぁ、というのがとっても良いです。230ページ前後の場面がすごく良かったです。あー、良いなぁ、と。
そして、セイバーさん@Fateもびっくりなくらいの食べ物狼のホロたんナイス!
もう一緒に羊食べるよー、と。
そして、強力なライバル(?)ゲストキャラのノーラへの、種族的なものを越えた嫉妬?
まぁ、ホロたんの勝ちは揺るがないわけですがっ。で、犬かわいいね。エネク。すっごくいいわんこじゃないですか。
うん、良いわんこ。

[Today's tune]月になって/Syrup16g