[novelTWIN SIGNALVol.4遙かな都市の歌(上)(北条風奈)

で、次はA-Kカルマがメインです。
なんだかんだ言っても、こちらもネットが事件に大きく絡んできます。
刊行が1998年だから、今ほどネットワークというものが一般的ではなかった頃なんで、その辺りは考慮する必要があると思われるんですが、この巻で語られるリュケイオンへのクラック方法にはちょっと納得してしまう辺りが。
結局のところ、真っ正面から力業でクラックするよりも、こういう方法の方が確実なんだろうなぁ、と。
最近のセキュリティの話題も、いかにしてそういう方法でのクラックを防ぐか? という面が強いみたいだし。
と、それにしても、アトランダムとユーロパの新婚さんがっ!
あれですか。もう、カシオペア博士というか母親は公認ですか? 姉のエモーションは煽ってますか? 残る関門は兄のコードだけですか? でも、それが一番の難関ですが。
そういう話はおいといて、アレですね。
オラトリオ/オラクルも憧れる「電脳空間の恋人」パパ・ライアン。
あー、これは魅力的な人物だなぁ。
これだけで、ストーリーのひとつやふたつできちゃうんじゃないだろうか。