狼と香辛料３（支倉凍砂）

狼と香辛料 (3) (電撃文庫)

なんだ、この帯の文句は！

なあ、ぬしよ、わっちを抱いてくりゃれ？

あうー、ホロたんぎざかわゆす。
思わず、しょこたん語になるくらい、ホロかわいい。
内容は、ちょっと落ち着いてきたかな、といった感じ。
二人の関係とか、これから進む方向とか見えてきて、あー、こういう展開かなぁ、とか。
１，２巻に比べるとテンションは落ちてますが、シリーズを続けていく上では、こういう巻も必要なんだろうなぁ、と。
ところでこのシリーズ、信用借りとか信用買いとか、物価の話とか、経済について結構わかりやすく説明されてますよね。もちろん、実際にはもっと複雑な要素が絡み合っていたり、規模もこれほど狭いものじゃなく、もっとグローバルなものだとは思うんですが。
とりあえず、さくっとさらっと簡単に理解するには、これくらいのレベルがちょうど良いんじゃないかと思います。
例えば、今回のあるモノの取引現場なんかは、需要と供給からくる価格の決まり方、板を使った値の決め方は株の値動きなんかをわかりやすく理解する助けになるんじゃないかと。
そんなわけで、はっきり株にからんだ話なんかも読んでみたいなぁ、とか。
舞台はファンタジーですけど、株式くらいはありそうな雰囲気なんで。
あ、でも株となると、旅商人にはちょっとむかないかも。