ロケットガール2 天使は結果オーライ(野尻抱介)

天使は結果オーライ―ロケットガール〈2〉 (富士見ファンタジア文庫)

天使は結果オーライ―ロケットガール〈2〉 (富士見ファンタジア文庫)

アニメ化決定新装版の第2弾。
今度は、スペースシャトルと共同ミッション!? です。
まぁ、こういう帯とかで「!?」となっていたら、十中八九「!」になるわけなので、本巻の内容は推して知るべし。
オービターとスペースシャトルとの違いが面白いね。うん。
どちらが汎用性があるか? といえば、明らかにシャトルなわけだけど、それでも現在の宇宙開発の流れがシャトルから離れているというのを考えると、やはりシャトル方式にも問題はあって……と、いろいろと難しい所なんだなぁ、と思ったりするわけですよ。
あと、アレですね。
なんとなく、小川一水を思いだしたりした。
いや、オルフェウスをなんとか冥王星までの軌道に乗せようとするところとかが、なんとなく、ね。
地球への帰還シークエンスなんて、エンジニアの本領発揮、と言う感じで良かったなぁ。
まぁ、若干性急に過ぎるというか、最後のオチというか、ある問題点の扱いが、なくても良かったんじゃね? と言うくらいなのが気になったくらいですが。
と言いつつも、きっとこの小説の「正しい」楽しみ方としては、女子高生がプラグスーツ@エヴァに似た宇宙服を着て、大活躍でハァハァというのが正しいんだろうなぁ。

[Today's tune]Greed/Pennywise