緑陰の雨灼けた月(高里椎奈)

緑陰の雨 灼けた月<薬屋探偵妖綺談> (講談社文庫)

緑陰の雨 灼けた月<薬屋探偵妖綺談> (講談社文庫)

──意外に面白いじゃないか。
薬屋一同に預けられた、野弧の少年(実年齢はアレだけど)。
そして、女子高生を襲う妖怪か幽霊と、連続失踪事件。
学校の怪談に隠された、秘密とは? 怪しい探偵の真意は?
そして、少年の秘密は?
若干バラバラというか、詰め込みすぎな印象もあるけど、その分余計なものが少なくて良いかなぁ、とか。
具体的に言うと、秋萌え刑事が出てこないところとか。
動機についても、あっちの方はちょっと納得いかないというか、サイコにしちゃえば良いってもんじゃないよ、と思ったけど、そっちの方は、納得というか、良い動機だと思った。──個人的な好みなだけですが。
そんなわけで、シリーズ今まで読んだ中では、悪魔と詐欺師と同じくらい好きかも。
と、それにしても、アレですね。
ほんと、ショタ好きにはたまらないものがあるんじゃなかろうか? と想像してるわけですが、どうなんでしょうか?

[Today's tune]N.G.S/ASIAN KUNG-FU GENERATION