少年検閲官(北山猛邦)

少年検閲官 (ミステリ・フロンティア)

少年検閲官 (ミステリ・フロンティア)

「書物」が禁止された世界。持っているのが見つかれば、最悪街ごと焼かれてしまう。失われた「ミステリ」。閉鎖的な町。跳梁跋扈する「探偵」。首のない死体。首だけの死体。謎の十字架。町を囲む森。英国の少年。車いすの少年。「検閲官」の少年。目の前でおこる殺人劇。音楽家。自警隊。大人たち。ラジオでの教育。「ガジェット」の存在。幻想的な挿話。
いや、この小説そのものが幻想的なのか。


というわけで、書物が禁止というところで、真っ先にリベリオンが浮かんできたボクは、半分くらいダメだと思う。いや、もう、いつブロジウム打つのか? いつ、グラマトン・クラリックが出てくるのか? とドキドキしてたですよ。
少年グラマトン・クラリックって、でも、良くない? ねぇ? ねぇ?
……いや、たぶん、リベリオン+そっち系の趣味がない人だと、理解しては頂けないと思いますが。
あと、ミステリがない、というので、名探偵の呪縛/東野圭吾を思いだした。
ええと、詰めが甘いところは感じるけど、それが悪い方向ではなく、逆に良い方向にきいているような気がした。


まぁ、序章はここまでだ。
あのですね、少年二人なわけですよ。
表紙を見ても、わかるとおり。
で、少年二人と言えば、考えることはひとつですよ。
個人的には、クリス×エノだと思うんですが、いかがでしょうか?


……腐ってる。本当に腐ってきたよ。

[Today's tune]Lose My Breath/My Bloody Valentine