トリックスターズD(久住四季)

トリックスターズD (電撃文庫)

トリックスターズD (電撃文庫)

いや、まさか、2巻までのあれが、これの伏線になっているとは!
びっくりだぜ!
まさに、シリーズものならではの大トリック!
これは、確かにミステリとしても全然見劣りしないよ。
はっきり言って、天帝のはしたなき果実よりも、ミステリとして面白いね。
とは言ったものの、個人的にはライトノベルフレームワーク的には弱いと感じる。
シリーズものゆえに、この巻だけで論じることはできないかもしれないけど、それでも、「ライトノベル」というよりは、「普通の」ミステリと言った方がしっくりと来るような気もする。
まぁ、ライトノベルフレームワーク論自体も、ボクがひとりで言ってるだけなので、意味はないものかもしれないけど。
そういう意味で言うと、1巻、2巻はライトノベル的だったけど、3巻はライトノベル的じゃない、と言うべきか。
──こういう思考実験的なものをとおして、「ライトノベルとは?」というものを見つけていけたらいいなぁ。


あ、ちなみに、ボク、周くんに萌え萌えなんですが、どうしたら良いでしょうか?
凛々子ちゃんに編み込みされたりとか、もう、絶対わざとだろ!
そ、そんな見え見えのレッドへリングになんて、引っかからないんだからねっ!