”文学少女”と慟哭の巡礼者(野村美月)

“文学少女”と慟哭の巡礼者 (ファミ通文庫)

“文学少女”と慟哭の巡礼者 (ファミ通文庫)

文学少女」シリーズの最新刊。
──ええと、はっきりと言います。
これ、ボク、もう、どうして良いのかわからない。
今のボクを形作っているものの大きなひとつとして、「銀河鉄道の夜」があるわけなんですよ!
はっきり言って、もう何回読んだかわからないけど、「銀河鉄道の夜」だけは、未だに冷静になって読むことができないんですよ。
もう、それくらいに好きなんですよ。
だからこそ、この本に関しては、「銀河鉄道の夜」に対しての突っ込みというか、踏み込みが足りないように感じられたし、同時に、「ボク」が「銀河鉄道の夜」を読んで、「感じる」ことをまざまざと思い起こさせたし、まぁ、だから、なんというか、難しいところなんです。


で、ええと、シリーズを通してのなぞというか、主軸となっていたものにも、一応の決着のような者は付いたようだし。いや、ちょっとびっくり──しなかったけど。


とりあえず、あれだ。
クトゥルー読み漁る遠子先輩萌え!
あー、もう、ゆめきゅーとか小栗タンとか読ませてー!
涙目になりながら失楽園殺人事件をぱりぱり食べる姿とか、もう、たまらないものがあるんじゃないかと!
ドグマグ食べて、お腹壊しちゃう遠子先輩とか、もう、どうしてくれようか!


と、頭の悪い感想でしめてみます。

[Today's tune]プラスチッタルームと雨の庭/fra-foa