ライトノベルの定義付けについて

ずっと言及しようと思っていたんだけど、ついつい書かない間に、すっかり話題に遅れてしまったシリーズ。
雲上四季さんとか一本足の蛸さんで、ライトノベルの定義についての話題があったんですよ。
http://d.hatena.ne.jp/sinden/20071005/1191585848
http://d.hatena.ne.jp/trivial/20071006/1191597863
読んでみて思ったのが、実は、「定義」という言葉から「定義」しなきゃいけないような、そんな状況に陥ってるんじゃないか? ということで。
実際のところ、小説のジャンルなんてものは、ひどく曖昧な境界しか持たないもので、というより、境界すらなくて、「大体の感じ」で、「ミステリ」だとか「SF」だとか「ライトノベル」と分けられています。
はっきり言うと、そう言う状況が疑問でならない。
「定義」というからには、それを当てはめればすっきりくっきり判別できるものじゃないのか? と。
そこまでして、「小説」を「定義」する必要があるのか? と。
小説の定義なんて、本当に曖昧な状態で、有栖川有栖をBL作家だと認識している人もいるくらいだし、もう、本屋さんでどこに並んでいるかがわかりやすいようになっていれば、どうだって良いんじゃないの? くらいに思っているんですが。
どうせ本買うときは、急いでいたりしない限りは、文芸関連の棚は全部見るわけだし。
──いや、それは、ごく一部かもしれないですけど。
逆に言うと、何か目的がある人は、その本がどこにあるかわかる仕組みさえあれば、どの棚に並んでいようと──どのジャンルに分類されていようと関係ないわけで。
だいぶ、書きたいことがわからなくなってきた感じですが、結論としては、ライトノベルの定義なんて、どっかで誰かが「この本はライトノベル」と言ってりゃ、それでいいんじゃね? くらいのことだということで。
……えと、こんな事書いてるボクですが、いわゆる「ライトノベル」嫌いじゃないよー、ということで。

[Today's tune]Miss Moonlight/黒夢