フィッツジェラルド短編集(フィッツジェラルド/差益泰樹編訳)

フィッツジェラルド短篇集 (岩波文庫)

フィッツジェラルド短篇集 (岩波文庫)

やべー、やっぱりフィッツジェラルドは良いなぁ。
研ぎ澄まされたナイフのような言い回しが、細いワイヤーのようなストーリーの上で踊っている。
と、今更読んだのかよっ! などと突っ込まれそうですけど。
「狂乱の二十年代」「ジャズ・エイジ」の小説なんだけど、もちろん今読んでも、十分に面白い。
というより、あの時代をさらに推し進めていた結果が、この、空虚を越えた新世紀なのか。


まぁ、まったく読む人のニーズを捉えていない日記です。
もっと、一般受けするものたくさん読めばいいのに!
例えばさ、ドラマも始まった探偵ガリレオ東野圭吾)を再読してみるとかさ。
いわゆる「ライトノベル」を浴びるように読んでみるとかさ。
──ああ、でも、今のボクは、そういうものよりも、こめかみのすぐうしろに銃弾を発射するゴードンの気分なんだ。

[Today's tune]Close Range/New Order