ヴァンガード(深見真)
- 作者: 深見真,西E田
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/10
- メディア: 文庫
- クリック: 11回
- この商品を含むブログ (21件) を見る
深見真です。
ガンアクション+百合といえば、もう、ボクの大好物のはずなんだけど、ずっと避け続けてきました。
はっきり言って、アレルギーと言っても良いくらい。
やっぱり、出会いが最悪だったのが原因だったんじゃないかと。
だって、あれでミステリだよ?
ばーん、って、ばーん、て。
その次は、あれだし、仕舞いにはあれだし。
もう、目も当てられないとは、まさにあのこと。
それ以来──ミステリとして完全にブロークンしていたブロークンフィストシリーズで、ボク自身もブロークンして以来、もうこりごりとばかりに逃げていました。
でもね、もうそろそろ、あの頃の傷も癒えた頃だし、ボクも、あの頃よりは気楽にミステリを読めるようになったし、何より、ミステリじゃないし! というわけで、読んでみたわけですよ。
まじめな話、こっちの方面がデビュー作だったら、そのころから、ボク、深見真のファンになってたよ! というくらい。
「壁」によって閉ざされた東京。
壁の内部を上り詰める──「ダイブ」。
巣くうのは、なぞの生物と、なぞの「人間」。
もう、単純におもしれー。
アレですよ、たとえるなら、もう、お前好きなものだけで小説書いてるだろ? って感じ?
そうですねー、この前DVDで見た、THE ULTIMATE VERSUSと同じ感じ?
いや、さすがにあれほどじゃないけど。
ダンジョンと銃が好きなら、ぜひお薦め。
──しかし、ニッチだなぁ。
[Today's tune]Dear Loser/X