θ 11番ホームの妖精(藤真千歳)

θ(シータ)―11番ホームの妖精 (電撃文庫)

θ(シータ)―11番ホームの妖精 (電撃文庫)

存在しない東京駅の11番ホーム。
ちょっと(だいぶ?)未来の、その場所を舞台にした、ほんわか「ソフト」SFストーリー。
……SFに足の指先一寸でもつっこんでる人間として、絶対に「ハード」SFなんて言うもんか!
というより、これをハードSFとか言ったら、いろんな人にSATSUGAIされるよ!
かといって、面白くないかと言うと、別にそう言うわけではなく、むしろ結構好きな感じ?
東京駅という、日常使う場所から、ほんの少し視点をずらしてやることで、こんなに面白い話になるんだなぁ、とか。
それに、いわゆる「お仕事系」の話って、好きなんですよー。
「11番ホーム」を守ることに命をかける駅員たちは、降り掛かる災難を、どのように切り抜けるのか? という、どこかのプロジェクトXっぽく説明してみるのも、あながち間違いじゃない? という感じで、勢いで買ってみたものの、拍子抜けするほどに良くて、意外にびっくりです。
だから、ネットで情報も仕入れずに書店で一発印象買いはやめられないなぁ、と。


ええと、ちなみに、11番ホームに行って、義経でもふもふしたいんですが、どうすればいいでしょうか?
あと、ついでにT・Bにも会ってくる。
止めてくれるな。

[Today's tune]エレクトロ・ワールド/Perfume