ヴァーチャル・ガール(エイミー・トムスン)

ヴァーチャル・ガール (ハヤカワ文庫SF)

ヴァーチャル・ガール (ハヤカワ文庫SF)

富士見さんにおすすめされたので読んでみた。
ロボットの女の子が、「世界」──「人」に触れて、成長して、独り立ちするまでの物語。
と、簡単に書いてしまえるんだけど、とてもこの一言じゃすまない感じ。
人にとって、いったい何が大切なのか? というのが、じわりじわりと語られます。
自分が、もしマギーと会ったとき、何をしてあげられるのか? 真っ直ぐ向き合うことができるのか? ということを考えてしまいます。


それにしても、はっきりと言ってしまうと、ボクの中のマギーのイメージは、完全にセリオさんでしたが、なにか?
あああー、セリオさんで脳内ビジュアル化して、ひとりもだえること多数。
これは、非常にすばらしいと言わざるを得ない。