レヴィアタンの恋人4(犬村小六)
- 作者: 犬村小六,赤星健次
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/09/19
- メディア: 文庫
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というより、レヴィアタンって人気? 人気だよね? むしろ人気でろ!
とある飛空士〜が、ライトノベルの王道、主人公とお姫様の逃避行、許されぬ恋、出会いと別れの切なさ、そして、美しさを描いた作品だとすれば、こちらは裏王道。血と炎と謀略が渦巻く覇道の小説です。
つーかね、こんなぐだぐだ言ってるよりも、アレなんだよ。
もう、震えた!
美歌子がテラトマを抜いた瞬間、確かに震えた。
王剣から立ち上る、紫炎が確かに見えた。
白狼兵団が駆け抜ける、その怒濤の地響きが聞こえた。
前巻までで、美歌子の容姿やその実力は説明されていたけど、実際に見るのでは、やはり違う。
これは、圧倒的だわ。うん。
あまりにすごすぎて、ヒロインのユーキがかすむくらい。
いや、がんばってるんだよ?
お風呂シーンまで用意して。
しかし、温かなお湯を浴びるユーキよりも、生温い血を浴びる美歌子の方が、魅力的にうつってしまう。
そりゃあね、いくらがんばったって、沙也加なんて空気以上の存在にはなれないんだよな。
執事の雨宮はいい味出してるけど、あくまでサブキャラレベル。
しかし、静は好き。
そして、気になるなぁ。
「レヴィアタンの旗をフォックスが運んでくる」
「逃げないでキリヒト。もう一度翻すの、みんなと掲げたあの旗を」
「誓いを忘れないで。近衛三兵団は永劫にレヴィアタンの旗のもとに」
この言葉の意味。
で、あのですね、これって、だれかSS書いたりしてねぇかなぁ。
もう、タマとかユーキとか出て来なくてもいいから。
本筋とは関係ない地方とかでも、すっごく面白いのとかありそうなんだよね。
いわゆるあれじゃん。群雄割拠、戦国時代なわけじゃないですか。
しかも、日本だけじゃなくて全世界で。
だったら、何かある=書けるだろうと。
あー、本気で誰か書いてくれないかなぁ。
──気が向いたらというか、時間とかやる気とかあったら、自分で書けばいいんですけどね。
[Today's tune]Sword of Eyes/Misery Signals