聖剣の刀鍛冶 #7(三浦 勇雄)

聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈7〉 (MF文庫J)

聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈7〉 (MF文庫J)

アニメ化! の聖剣の刀鍛冶の新刊です。
前巻で絶望的な状況を目の当たりにしたセシリーたちが立ち上がり、戦います。
特に、リサとゼノビアの二人が戦うシーンが良かったです。
セシリーやルークのように戦う力を持たない二人が手にした武器は勇気。
その勇気は、きっと、ルークが、セシリーが与えてくれたもの。
その姿に、思わず熱くなっちゃいました。


もちろん、セシリーも良かった!
アリアと二人、決意するシーン。
そして、戦いのさなか、思わず本音が出てくるシーン!
あの状況だからこそ、素直に心からの声が出てくるんだと思う。
どんなに絶望的な状況でも、最後にひとかけらの希望は残ってる。
それが、セシリーにとってのルークで、ルークにとってのセシリー。
二人にとっての、リサ、アリア、そして、街の人たちなんじゃないかなぁ、とか。


アリアに剥かれちゃうセシリーはかわいい。
ラストシーンで、恥ずかしがってるセシリーもかわいい。
でも、やっぱり一番魅力的なセシリーは、
信念をその(大きな)胸に秘め、真っ直ぐ前を向いて敵に立ち向かう姿だと思います。