マクロスフロンティア
もうすぐ映画? というわけで、その前には見ないとなぁというわけで、見てみました。
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あらすじとかそういうのは、きっとみんなの方が詳しいだろうなぁ、というか、
今更マクロスFかよ! とか言われそうな予感しかしてないですけど。
でも、テレビという文明の利器を持ってない僕にとっては、
リアルタイムでアニメを見るとか難しいという事も、わかっていただきたい事情ではあります。
じゃあ、今更何を語るかというと、別にたいしたことでもないし、
多分、テレビ放映時に同じようなことを言ってる人はいるんだろうなぁ、と思いながら、
二人のヒロイン、シェリルとランカについてです。
あ、ちなみに、本当に今更マクロスFなんで、ネタばれ全開で行くよ?
まだ見てない、という人で、(僕のように)まっさらな状態でマクロスFを見たい! という人は気をつけてください。
- "物語"が生み出したヒロイン/ランカ
アイモ アイモ ネーデル ルーシェ
むかし みんなひとつだった せかい
おいで あったかな宇宙だよ
マクロスFの敵──バジュラ(最後は違うってわかるんだけどね)との文字通り架け橋となるヒロインです。
歌で心を伝えるという、マクロスシリーズのテーマにそった形のヒロインそのものです。
自分の歌をみんなに聞いてほしい、それは、自分をみんなに知ってほしい、
その願いと表裏一体、マクロスFのテーマでもあるディスコミュニケーションに通じていきます。
そして、最終話でも、バジュラの解説、シェリルの救いなど、
物語の方向からのヒロインとして振る舞います。
ランカがいなければ、シェリルはもう一人のヒロインとはなれなかったし、
アルトも主人公とはなれなかったんじゃないかと。
ただ、物語と同一的なヒロインだからこそ、彼女自身の魅力=物語の魅力という壁を崩せない、
というジレンマがあるんじゃないかなぁ、なんて考えてみたりしています。
- "物語"を生み出したヒロイン/シェリル
燃える様な流星 捕まえて 火を灯して
愛していたい 愛されてたい
冷えたカラダひとつで 世界は どうなるの?
張り続けてた 虚勢が溶けてく long for...ダイアモンド クレバス/シェリル・ノーム staring May'n
ランカとは逆に、自ら物語を生み出したのが、シェリルです。
倒れても、自らの存在を歌に託して不死鳥のように蘇る歌姫。
避難壕でのダイアモンドクレバスは、そんな彼女の象徴だと。
自らの力で、自らの運命に立ち向かう、そんな彼女の強さがあったからこそ、
物語そのものとも言えるランカと並び立つヒロインになったんじゃないだろうか。
最終話、戦端を開くノーザンクロス。
静寂に響くアナタノオト。
何も残っていなかったはずの場所に残っていたライオンという名の翼。
敵だと思っていたバジュラと心を通わせるダイアモンド クレバス。
強く羽ばたく星間飛行。
そして、ブレラとアルトの踊るような戦闘に流れる、
仲間達、ミシェルの希望を、想いをのせたライオン。
生き残りたい
まだ生きてたい
君を愛してる
本気のココロ見せつけるまで
私 眠らない
そんな、想いの向こうに広がる空──フロンティア。
君は誰とキスをする
わたし それともわたし
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