ライトノベルの定義のちょっとした話
個人的に、ライトノベル（には限らないんだけど）定義論で一番困るなぁ、と思っているのが、それぞれが主張している定義というのが、well-definedじゃないこと。
不完全な定義で、いったい何を話せばいいんだ？ って思うんだけど、
「別に、抽象的にみんなわかってるんだからいいじゃん」
とか言われることもあるし。
それは、抽象的じゃなくて、曖昧って言うんだと思うんだけど、そこまで言われてしまうと、もはや何を言っても無駄というか、論理性をはなから無視してかかって来られると、論理の剣というのはあまりにも無力で、脆くて、とうてい太刀打ちできないので、黙ってしまうしかできない。
ここまで来ると、もう、ライトノベルの定義とか話す意味はあるのか？ と思ったりするんだけど、それでも、幾度となくライトノベル定義論というのは繰り返し繰り返し出てくる話題なので、その度に、論理だけを手に無力な突撃を繰り返しては、「論理よりも僕の考えるライトノベルの方が大切だ！」という感情の前に、無惨な屍を晒すことになるんだけどね。
