「どうしてきみたちラ管連は人狼にQBなんて入れるんだろうね。まったくわけがわからないよ」

究極の人狼 (Ultimate Werewolf) 完全日本版 カードゲーム

究極の人狼 (Ultimate Werewolf) 完全日本版 カードゲーム

というわけで、今日は毎月やっているラ管連のボードゲーム会でした。
毎回恒例として、人狼をやるんですが、今回から、オリジナル役職で、「QB」というのが入りました。
元ネタは、「魔法少女まどか☆マギカ」で、敏腕営業マン、黒幕、まったくわけがわからないよwとして有名なきゅうべえさんです。
まどか☆マギカ作中の設定を元とした、人狼でのQBさんは、こんな感じ。

  • 夜フェーズで、誰かひとりを指名して「魔法少女」にできる(強制契約!)。
  • 魔法少女」には、自分が魔法少女になったことは知らされない。(ソウルジェム……)
  • 魔法少女」が生きているうちは、新たな魔法少女を指名できない。
  • 魔法少女」は死ぬときに魔女化して、誰かひとりを道連れにする。
  • 魔法少女」が魔女化して死亡したら、QBは新たな「魔法少女」を指名できる。
  • 一定人数以上が魔女化すると、ワルプルギスの夜が発生して、QB勝利!
  • QBが占われた場合には、白判定がされる。(占われても死んだりはしない)
  • 魔法少女」が占われた場合は、黒判定がされる。
  • 魔法少女」の勝利条件は、元の陣営のまま。(村人側なら村人勝利、魔物なら魔物勝利)

というルールで、今日はやってみました。
ちなみに、今日は約20人でプレイして、勝利条件の魔女人数は4人という設定でした。


で、ぼく、幸いにも(?)QBさんを引き当てました。
というわけで、世界ではじめてQBさんという役職で人狼をプレイした人間として、プレイした感想を書いてみようかと。


とりあえず、一言で言うと、「新しい筋が見えて面白かった」です。
人狼だと、村人側、魔物側で、

  • どうやって魔物を見破るか(村人側)
  • どうやってばれないようにするか(魔物側)

という目的があると思いますが、QBの場合だと、誰が村人とか魔物とか、そう言うのを考えた上で、

  • 誰が最初に吊られる/魔物に殺されるか?

という点を考えなければ勝てなくなります。
プレイしていく中で、誰が最初に殺されるか? ということを推理して、その人を「魔法少女」として契約していくことが必要となってくるため、ひとつ上の視点になるというか、少しメタ的な考えが要求されるようになってきました。
これが、非常に面白い!
普通の人狼でも、狼の他にヴァンパイアなどの勢力が入ることもありますが、そういう「魔物陣営」とはまたまったく別の陣営となることで、より俯瞰した視点と考えが必要となります。
各陣営の「行動の流れ」よりも「議論の流れ」に注視して、そこで手をうっていくので、今までにないような流れになっていきます。
#なので、Web人狼には向かない役職かも……


魔法少女」を吊る、という方向に議論を持っていくという手段もあるかもしれないですが、それだと少し迂遠な手段になってしまい、勝利条件に到達できない可能性が高いのでは? と思います。
#勝利条件の魔女人数次第ですが。


今回のプレイでは、ラ管連人狼特別ルールにより、カップルが2組いたことや、魔法少女の魔女化の際の道連れなどもあり、人数が減るスピードが非常に早く(1回の吊りで4人死亡……吊り→カップル→魔法少女の魔女化→巻き添えでカップル)、残念ながらQBさんは勝利できませんでした。
魔法少女2人を魔女化させて終了


さすがに今回の勝利条件の「4人魔女化」は無理でしたが、「3人魔女化」なら、まだ勝利の可能性はあった、という感じでした。
なので、「人数」÷6の切り下げくらいが、勝利条件人数としては、ちょうどいいくらいかもしれません。


とりあえず、今回は負けましたが、久しぶりに負けても新鮮な感覚で人狼ができました。


というわけで、まとめると、

  • 今後、もっとルールをつめる必要はあるかもしれないけど、QBさんはあり
  • やり慣れた人狼でも、こういう新役職を入れたりすると、また新鮮に遊べる
  • ことひとさんは杏子が好きです

というあたりかなぁ、と。
人狼というゲームの奥の深さと、発展性は、本当に面白いですね。