全CEへの挑戦状!「なれる!SE5 ステップ・バイ・ステップ?カスタマーエンジニア/夏海公司」

今回は、全日本の保守員、カスタマーエンジニアと呼ばれるみなさまこんにちは。
今、一番熱いシステム小説? なれる!SEの新刊です。
ネットワーク構築、運用・トラブル対応、提案、プロジェクトマネジメントときましたが、なんか忘れてないか?
そう、ハードがなけりゃシステムは動かない!
機器搬入!
設置!
ケーブリング!
電源工事!
ハードウェアを中心に扱う、コンピュータシステムを裏で支えるプロ集団!
CE──カスタマーエンジニアだ!


というわけで、何の因果か全国行脚してスイッチを設置して行くことになった工兵と室見さん。
まさかの実家!? ご両親に紹介!? とか、梢さん怖いよ! とか、いろいろなイベントはありつつも、こういうハード設置とか、そう言うのって、成果が目に見えやすいし、(言い方は悪いけど)いわゆる素人の人にも見てわかりやすいんですよね……


あと、工兵は簡単にCEとか低いレイヤとか言ってましたけど、ケーブリングとか、ああいうハード作業って、そんな簡単じゃないんですよね。下手な人がやったら、サーバの温度は上がるわ絡まったスパゲッティになるわガタガタ無駄に揺れるわ中腰でコンソール打つことになるわ、ダイレクトにあとに響いてくるところですからね!


個人的な経験でも、CEさんには本当にお世話になっていて、お互いに携帯電話の番号も交換しちゃったりしてるくらいで! ……はぁ。
実際、夜中にハード障害があったりすると、なんとか連絡とらなきゃいけないですから、こっちから電話したり、向こうから電話もらったりとか、良くあることですよ……
逆に、維持保守SEやってて、CEの電話番号知らないとか、仕事になんないレベルだと思います。


あと、今回は普段はSEとして働いている工兵がCEとして活動していますけど、本当はこれってあまり良くないことだということは、言っておきたいと思います。CEとSE、あと運用オペレータ、顧客の間で明確に役割が別れているからこそ、その中でちゃんと責任を持って作業ができるわけで。
そういう意味では、今回の工兵のやったことは、決して褒められるものではないと思います。
ストーリー的には、これで正解だったかもしれません。
が、仕事としてこれをやるのはNGだと思います。
このやり方だと、何かトラブルが起こったときに、誰が、どの範囲を、どこまで責任を持つのか? というのが、不明確になってしまいます。
冷たいような言い方かもしれないですが、それをはっきりさせないと、仕事はできないです。
「技術的にできること」と「仕事としてできること」は、必ずしもイコールではないのです。


そんなわけで、梢さんと熱々たこやきはふはふしたいというか、梢さんのやわらかい胸をはふはふしたいんですが、どうすれば良いでしょうか?