完璧な病室(小川洋子)

完璧な病室 (中公文庫)

完璧な病室 (中公文庫)

とある人の日記に感想が書いてあって、ちょっと興味があったので。
日常を冷静に、いや、「冷酷に」描写しているというのが非常に良かったです。
新本格ライトノベルなど、こうした日常描写にどうしても欠けるものがあることも事実で。
それが良い事かどうかは別にしても、「完璧な病室」のような手法というのも十分に効果的であるということで。