永久帰還装置(神林長平)

永久帰還装置 (ソノラマ文庫)

永久帰還装置 (ソノラマ文庫)

なんとなく、読みたくなった神林長平
そして、なぜか手に取ったのは永久帰還装置。
この本を読むことになったのは、なにか、運命のような物の導くところだったのだろうか? というお話し。
帰る、というのはどういうことなのか。
それをずっと考えてしまいます。
身体的、形而下的な行動と、意識的、形而上的な思考。
リンガフランカーに代表されるように、意識がすべてを支配しているように一瞬思えるけど、実のところ、実際に物事を進めていったのは身体的な、実際の行動なんじゃないかと。
だったらいったいどうなのか? といえば、月並みな結論ですけど、やっぱり思考と身体は分けて考えることはできないんじゃないかと思うんです。
で、それは、機械だとか、コンピュータだとか、そういったものを考えていく上でも重要な道標になるだろうし。
やっぱり、自分がどうやって考えているのか? とか、どうやって生きているのか? ということを考えようとするときに、神林長平のSFというのはいい触媒になるのかもしれないです。
……そんなわけで、長門さん@涼宮ハルヒの憂鬱も読んでいる神林長平。みんなも読もう!