雑感

あー、今年も懲りずに「9.11」だってさ。
終わったはずの戦争は、未だに被害者を増やし続けているし、イスラエルをはじめとして、争いはそこかしこで起こっているし、アフリカでは虐殺が繰り返されてる。


異常な好景気を引きずって始まった90年代は、その後遺症の先の見えない暗闇の中を進み、それでも、毎週CDがミリオン売れてみたり、嘘のような流行があって、なし崩し的に世界は電子の網で繋がれて、距離的な意味はどんどんと小さくなって、変革に次ぐ変革が以前では考えられないようなスピードで始まって、いつの間にか21世紀になって、日本の景気は回復したとは言うけれど、それは結局のところ、数字のマジックが大部分を占めているし、雪の降らない冬とか、熱帯のような夏、いたずらに嘘で危機感を煽る環境保護、自らの保身と名声に必死な政治家たち、どんなSF作家にも描けなかった、言論封殺、争いの連続、ディストピアが現実となりつつある。
使い古された、「事実は小説よりも奇なり」という言葉が、今更ながら空虚に響く。
そんな世界の中で、弱い人間は、負けるしかないのだろうか?
──ボクは、今日もナニカノハズミデ生きているけど。

[Today's tune]In Pieces/Linkin Park