さよならピアノソナタ(杉井光)

さよならピアノソナタ (電撃文庫)

さよならピアノソナタ (電撃文庫)

ちょっと面白そうだったので買ってみた。
少年と少女が、ストラトキャスターと改造アリアプロ2のベースで勝負する話です。
……い、いや、間違ってない!
あー、いいですよ。うん。
まぁ、つまるところ、音楽と言うのは恋と革命であり、それは「青春」というものと言い換えても良いんじゃないかと言うことですよ。
とりあえず、ストラトで早弾きなので、インギーを思いだした。
で、バトルのところも良いんだけど、個人的には、スタジオではじめてあわせるシーンがとても良かった。
やっぱり、ひとりで弾いてるのとバンドでやるのでは全然違うんですよ。
あれはもう、やったことがある人じゃないとわからないかもしれないけど。
そういうのを、思いだしたりしましたとさ。


ちなみに、楽器の選択が面白いなぁ、と思ったり。
いや、真冬のストラトキャスターは技巧派という感じであってるし、神楽坂先輩のレスポールも、ワイルドな感じというのがあってる気がするし。あの先輩は、どう考えたって、3シングルよりも2ハムだぜ! と、まったくわからない納得の仕方をしてみる。


音楽にしても、小説にしても、他の何にしても、やらなきゃ何も始まらない。
ただ、その弦を思いっきりはじけばいい。
紙にペンを走らせればいい。
それだけのこと。
たった、それだけのこと。
難しく考える必要なんてどこにもない。
そうじゃないのかな?

[Today's tune]Clampdown/The Clash